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FIFAeネーションズカップが本日深夜開幕!! e日本代表が悲願の世界挑戦へ「日本強いぞというところを見せつけたい」

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 e日本代表は今月27日から30日にかけて、デンマーク・コペンハーゲンで行われるeネーションズカップに参戦する。日本は過去2大会の出場権も得ていたが、いずれも新型コロナウイルスの影響で中止となったため、今大会が悲願の初出場。まずはドイツ、フランスなど強豪ひしめくグループリーグの突破を目指す。

 eネーションズカップは2019年に創設された国別代表の世界大会。個人戦で行われるeワールドカップ、クラブ単位のeクラブワールドカップと並ぶFIFA主催ビッグタイトルにあたり、試合は全て『FIFA 22』FUTモードの2v2で行われる。

 大会レギュレーションにより1チームの登録選手は3人まで。e日本代表は今季から5人で活動を続けているが、ナスリ、アグ、黒豆の3選手が登録され、ジェイはコーチ、youxme(ユーミー)はサポートメンバーとしての帯同となる。

 鹿島アントラーズ所属のナスリは今月中旬に行われたeW杯にアジアで唯一出場した実力者。24日のオンライン取材では「eW杯で色々感じたものもあったし、あそこで悔しい思いをしたからこそ、こっちでいい結果を残そうというのがある。この1か月の集大成として、全部をかけてやりたい」と意気込みを語った。

 またアグと黒豆はグローバルシリーズプレーオフで敗退し、eW杯の出場権を惜しくも逃した。「一歩手前で敗退してしまって、そこの悔しい気持ちも含めてこの日本代表でのeネーションズカップにかける思いがある。FIFA22は難しいシーズンでもあったので、最後の最後の大会にその思いを全部ぶつけたい」(アグ)と世界舞台でのリベンジを果たすつもりだ。

 黒豆はチーム最年長。日本代表として戦う誇りを口にした。「代表のユニフォームを着て大会に挑むのは特別なこと。世界各国の国を代表した選手が集まる大会はこの大会だけ。現実のサッカーと同じようにヨーロッパ、南米が強豪だけど、日本の選手もトップに迫る実力がある。倒してやるぞ、日本強いぞというところを見せつけたい」と力を込めた。

 世界大会の経験を持つジェイは今回はコーチとしてチームを支える。「プレイヤーは自分の世界に主観として入り込んでいるので、客観的な視点はなかなか見られない。コーチからの客観的視点もFIFAゲームにおいてもすごく大事」。豊富なサッカー理解を活かし、「特に守備の部分は得意な部分であるので、そういったところでチームに戦術として落とし込んでいきたい」と話した。

 またサポートメンバーのyouxmeはジェイとともに川崎フロンターレを背負い、2v2の世界大会のTOTSカップに出場した経験を持つ。「2v2で一番大事だと感じているのはビルドアップでどう再現性高く、相手陣地に入れることができるか。守備はジェイ選手から指導をもらったし、世界のスタンダードのプレーができていると実感している。守備に対してビルドアップの運び方で違いが作れると試行回数が増えるようになる」と展望を語りつつ、「2v2の経験を出場するメンバーに伝えて行けたら」と意気込んだ。

 日本はグループリーグで2019年初代王者のフランス、eW杯王者のUmut擁するドイツをはじめ、スウェーデン、UAE、ペルーと同じB組。総当たりでホームアンドアウェーの計10試合を戦い、上位4位以内に入れば決勝トーナメントに進出できる。

 グループリーグ1日目は日本時間28日午前1時5分にキックオフ。総当たりで5試合を行い、残りの5試合は日本時間29日からスタートする。試合の模様はジェイのYoutubeチャンネルFIFA公式サイトで生配信される。

 大会スケジュールは以下のとおり

▼1日目
(7月28日)
1:05 vsフランス
1:30 vsドイツ
1:55 vsスウェーデン
2:40 vsUAE
3:05 vsペルー

▼2日目
(7月29日)
1:05 vsフランス
1:30 vsドイツ
1:55 vsスウェーデン
2:40 vsUAE
3:05 vsペルー

(取材・文 竹内達也)

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