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イタリアを称えるM・ゴメス「僕らとは違い、彼らは素晴らしかった」

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[6.28 EURO準決勝 ドイツ1-2イタリア ワルシャワ]

 EURO2012(欧州選手権)で2大会連続の決勝進出、そして96年大会以来のEURO制覇をめざしたドイツ代表だったが、準決勝でイタリアに敗れて姿を消した。開幕戦から2戦3発の活躍をみせていたFWマリオ・ゴメスだったが、決勝トーナメントでは不発。この日も決定的な仕事を果たすことはできなかった。

 試合後、ゴメスは「今は言葉が見つからない。深く失望している。こんな結果は予想していなかった。充実したシーズンがこれで終わりを迎えた」と絶望感を露わにすると「この現実を受け入れるまで、相当な時間がかかるのは間違いない。僕らは勝利を信じて疑わなかったが、今回も(願い通りの)結果を残せなかった」と話した。

 ゴメスは準優勝だった08年のEUROでは、期待されながらも、大会の後半戦からは先発落ち。無得点のまま大会を去った。そして、3位だった2010年W杯では4試合に途中出場したものの、不発に終わっていた。しかし迎えた今大会では、開幕戦のポルトガル戦(1-0)でキャリア初となるEUROでのゴール。そこから波に乗り、大会序盤は2戦3発と躍動みせたが、勢いを継続されることはできず。最後の3試合では無得点だった。

「イタリアにはおめでとうと言いたい。僕らとは違い、彼らのプレーは素晴らしかった。ドイツは自信過剰だった?いや、それは絶対にない。こうして準決勝に進出すれば、勝ちたいと思うのは当然。それで負けたのだから絶望的な気分だ」。決勝進出を決めたイタリアを称えながら、ゴメスは敗戦に肩を落とした。


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