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[EURO]イングランドは“鬼門”の初戦で痛恨ドロー…ロシアが後半ATに追いつく

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[6.11 EURO B組第1節 イングランド1-1ロシア マルセイユ]

 EURO2016は11日、グループリーグ第1節を行い、B組のイングランド代表はロシア代表と対戦し、1-1で引き分けた。後半28分にMFエリック・ダイアーの直接FKで先制したイングランドだが、後半アディショナルタイムに痛恨の失点。これでEURO本大会の初戦は通算5分4敗となり、またしても初戦を白星で飾ることはできなかった。

 イングランドは前半7分、MFウェイン・ルーニーが右サイドに展開し、DFカイル・ウォーカーが折り返したボールをMFアダム・ララーナが右足で狙うが、GKがセーブ。同12分にはFWハリー・ケインの右CKにDFクリス・スモーリングが頭で合わせるが、GKにキャッチされた。

 試合の主導権を握りながら1点が遠いイングランド。前半36分、ルーニーの右足ミドルもGKイゴール・アキンフェエフに弾かれる。スコアレスで折り返した後半10分には右45度の位置からルーニーが直接FKを狙ったが、クロスバーを越えた。粘り強く耐えるロシアも後半18分、FWフョードル・スモロフがPA手前から右足でミドルシュートを打ったが、わずかにゴール右へ外れた。

 イングランドは後半26分、左サイドをオーバーラップしたDFダニー・ローズがゴール前に折り返し、こぼれ球をルーニーが右足で狙ったが、アキンフェエフが右手1本でセーブ。決定的な場面だったが、またもGKの好守に阻まれた。それでも直後の28分、PA正面やや右寄りの位置でFKを獲得すると、ダイアーが右足を一閃。壁の脇を抜けた弾丸シュートがゴールネットに突き刺さり、ついに均衡を破った。

 1-0とリードを奪い、逃げ切り体勢に入るイングランドだったが、後半アディショナルタイムにロシアがワンチャンスを生かした。右CKからセカンドボールをつないでDFゲオルギ・シュチェンニコフがゴール前に放り込むと、DFバシリ・ベレズツキのヘディングシュートをゴール前でMFデニス・グルシャコフが左膝で押し込んだ。グルシャコフが触った時点ですでにゴールラインを越えていたとして、記録上はベレズツキの劇的ゴールで1-1。ロシアが土壇場で勝ち点1を拾い、イングランドは勝利目前で痛恨のドローに終わった。

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