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EUROで史上初の兄弟対決…スイス代表の弟G・ジャカ「僕の家族にとって特別な試合だった」

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[6.11 EURO A組第1節 アルバニア0-1スイス ランス]

 EURO2016は11日、A組第1節の2日目が行われ、アルバニア代表とスイス代表が対戦した。兄のアルバニアMFタウラント・ジャカと、弟のスイスMFグラニト・ジャカによる史上初めての兄弟対決としても注目された一戦は、スイスが1-0で勝利した。

 アルバニア系の両親のもと、スイスのバーゼルで生まれたジャカ兄弟は、ユース世代はともにスイス代表でプレーしたが、兄のタウラントはフル代表ではアルバニアを選択。弟のグラニトはスイス代表としてプレーを続ける道を選んだ。

 この日、ともに中盤で先発出場したジャカ兄弟は、試合中にマッチアップするなどチームの勝利のために奮闘した。試合は前半5分にDFファビアン・シェアのゴールで先制した弟グラニトのスイスが、退場者を出した兄タウラントのアルバニアに1-0で勝利。試合後にはピッチで兄弟が仲良く会話し、ユニフォームを交換する姿が確認された。

 欧州サッカー連盟(UEFA)によると、3度のチャンスを演出し、100本のパスを成功させるなど勝利に貢献した弟グラニトがマン・オブ・ザ・マッチに選出された。グラニトは、「兄弟が2つのチームに分かれて対戦した。僕の家族にとっては特別な試合だったね。僕ら2人にとっても素晴らしい体験だった。より特別な機会になったのは、兄ではなく僕だろうけどね」と試合を振り返っていた。

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