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[EURO]ハンガリーは大会最年長GKがハッスルしすぎて失態も…土壇場OGでドローに持ち込む

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[6.18 EURO F組第2節 アイスランド1-1ハンガリー マルセイユ]

 EURO2016は18日、グループリーグ第2節を行い、F組ではアイスランド代表とハンガリー代表が対戦し、1-1で引き分けた。アイスランドは2試合連続のドローで勝ち点2、ハンガリーは1勝1分で勝ち点4とした。

 ポゼッションで圧倒するハンガリーがアイスランドの堅守を崩せず、両国ともチャンスシーンに乏しい試合展開となる中、あるプレーで会場が沸いた。前半28分、EUROの最年長出場記録保持者の40歳GKガーボル・キラーイがボールを持つと、右側を向きながら腰をかがめ、自分の股の間を通して左側の選手にノールックでスローイング。意外性のあるユニークなプレーにどよめきが起こった。

 前半31分には本職の守備でも魅せる。アイスランドのFWヨーハン・グズムンドソンがDFタマシュ・カダルと上手く体を入れ替え、PA内右でフリーになるが、左足のシュートはキラーイが右足に当てて防ぎ、失点を回避した。

 だが、気持ちが空回りしてしまったのか、キラーイは前半38分にアイスランドのCKをキャッチしに行ったところで、まさかのファンブル。素早いリカバリーでボールに飛びついたが、勢い余って近くのDFラグナル・シグルズソンごと倒してしまい、PKを献上する。アイスランドのPKキッカーMFギルフィ・シグルドソンは同40分、冷静にキラーイの逆を突き、ゴール左に蹴り込んだ。

 1点をリードして前半を終えたアイスランドは後半も守備の強度を維持。セットプレーにも変化をつけてきたハンガリーの攻撃に落ち着いて対応すると、後半15分にMFビルキル・ビャルナソンのパスを受けたG・シグルドソンがPA内左から左足でクロスを上げる。ゴール正面でFWヨン・ベズバルソンが頭でジャストミートするが、シュートは枠をギリギリのところで外れ、追加点とはならなかった。

 一方、ほぼワンサイドゲームながら終盤までゴールを割れずにいたハンガリーだったが、後半43分に同点に追いつく。途中出場のFWネマニャ・ニコリッチがPA内右に抜け出し、右足で折り返すと、アイスランドのDFビルキル・サエバルソンがクリアしようとしたボールがゴールへ。ハンガリーは幸運な形でドローに持ち込み、大きな勝ち点1を手にした。

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