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シュクリニアルV弾でスロバキアが白星発進!ポーランドは退場直後に失点…

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決勝点を決めたスロバキアDFミラン・シュクリニアル

[6.14 EURO E組第1節 ポーランド1-2スロバキア サンクトペテルブルク]

 欧州選手権(EURO2020)は14日、グループリーグ第1節を行い、E組ではスロバキア代表がポーランド代表に2-1で競り勝ち、初戦を白星で飾った。前回大会は初出場で16強入り。2大会連続のグループリーグ突破に向け、幸先の良いスタートを切った。

 試合は意外な形で幕を開けた。スロバキアは前半18分、左サイドでボールを持ったFWロベルト・マクがMFカミル・ヨジュビアク、DFバルトシュ・ベレシンスキの2人と対峙しながら強引にドリブルで中に仕掛ける。2人の間をこじ開け、PA内に切れ込むと、右足で狙ったシュートはポストに弾かれるも、跳ね返りがGKボイチェフ・シュチェスニーに当たってゴールネットに吸い込まれた。

 アンラッキーなオウンゴールで先制を許したポーランドはなかなか攻撃の形をつくれず、エースのFWロベルト・レバンドフスキにも決定機がないまま前半を無得点で折り返した。それでも後半開始早々の1分、左サイドから細かくつないで最後はDFマチェイ・リブスの折り返しをMFカロル・リネティが左足で流し込み、同点に追いついた。

 試合を振り出しに戻し、一気にスロバキアを押し込むポーランド。しかし、後半13分、レバンドフスキの直接FKが壁を直撃するなど勝ち越しゴールを奪えず、逆に同17分に10番のMFグジェゴシュ・クリホビアクが2枚目のイエローカードで退場処分を受けた。

 この退場で試合の流れは一変。10人のポーランドに対し、スロバキアがボールを保持する時間が増える。迎えた後半24分、右CKをニアで競ったボールがPA内中央のDFミラン・シュクリニアルへ。足元に入り過ぎたが、強引に右足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール左隅に突き刺さり、2-1と勝ち越しに成功した。

 数的不利で1点ビハインドとなったポーランドは何とか反撃に出たいが、守備を固めるスロバキアを攻めあぐねる。終盤、立て続けに獲得したセットプレーのチャンスも生かせず、試合はそのままタイムアップ。1-2の黒星発進となったポーランドは次節19日にスペイン代表と対戦する。

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