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アラバのCKからV弾!オーストリアがウクライナとの2位争い直接対決を制し初の決勝T進出

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CKから先制点を決めるMFクリストフ・バウムガルトナー

[6.21 EURO C組第3節 ウクライナ0-1オーストリア ブカレスト]

 欧州選手権(EURO2020)は21日、グループリーグ第3節を行い、C組ではオーストリア代表がウクライナ代表と対戦し、1-0で競り勝った。ともに勝てば初のグループリーグ突破が決まる直接対決はオーストリアに軍配が上がり、2勝1敗の勝ち点6で2位通過を決めた。

 第2節終了時点でオランダが2連勝で首位通過を決めたC組。最終節の焦点は勝ち点3で並ぶウクライナとオーストリアの2位争い直接対決となった。引き分けなら総得点で上回るウクライナだったが、試合は序盤からオーストリアのペース。前半21分にはDFダビド・アラバの左CKをMFクリストフ・バウムガルトナーが右足裏で押し込み、先制点を奪った。

 ウクライナは前半29分、MFミコラ・シャパレンコがPA内左から右足でゴール右隅を狙うが、GKダニエル・バッハマンが好セーブ。オーストリアは同37分にMFコンラッド・ライマーが右足ミドルを放つが、これはGKヘオリー・ブシュチャンが横っ飛びで弾き出し、前半はオーストリアの1点リードで折り返した。

 後半に入ると、徐々にウクライナもリズムをつくり出す。後半16分にはMFビクトル・ツィガンコフが左サイドから蹴り込んだFKがオーストリアの選手に当たり、あわやオウンゴールになりかけたが、バッハマンがかろうじてかき出した。

 なかなか流れの中で決定的な形をつくれないウクライナ。一方のオーストリアも何度かカウンターで好機を迎えたが、決め切るには至らず、試合を決定づける2点目を奪うことができなかった。それでも試合はそのまま1-0でタイムアップ。逆転での2位通過を決めたオーストリアは3回目の出場で初のグループリーグ突破が決定。決勝トーナメント1回戦ではA組1位のイタリア代表と対戦する。

 一方のウクライナは3大会連続3回目の出場で初のグループリーグ突破を目指したが、1勝2敗の勝ち点3で3位フィニッシュ。決勝トーナメント進出の条件となる各組3位のうち成績上位4チームに入るのも難しくなった。

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