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ハンガリー国歌斉唱中に乱入者…“虹色”フラッグ掲げる

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ドイツサポーターの男が、ハンガリー代表選手の前で虹色の旗を掲げる

 ドイツ代表対ハンガリー代表の試合開始前に、ドイツサポーターと思われる男がピッチに乱入した。イギリス『BBC』が23日に伝えている。

 ハンガリーでは15日、議会で18歳未満が対象の同性愛や性転換に関する議論を規制する法案が可決。これに対してEU圏内から批判の声が高まっている中、23日にEURO2020グループリーグ第3節でドイツとハンガリーの試合が行われた。

 試合前にはアリアンツ・アレナがあるミュンヘン市の市長が、LGBTQの尊厳を象徴するレインボーカラーでスタジアムをライトアップすることを提案。しかし、この提案は欧州サッカー連盟(UEFA)から却下されていた。

 それでも試合には、多くのドイツサポーターがレインボーカラーのフラッグを持参して観戦に来場。すると、試合前のハンガリー国歌斉唱時に事件が起きた。英メディアによると、ドイツのユニフォームを着た男がピッチに乱入。ハンガリーの選手の前でレインボーカラーのフラッグを掲げて抗議をしたようだ。

 なお試合はその後、問題なくキックオフされて2-2のドロー。ドイツ代表の主将・GKマヌエル・ノイアーはグループリーグ第1節、第2節に続いて虹色の腕章をつけて試合に臨んだ。

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