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サラー、カバーニにデ・ブライネも…C・ロナウドの思いやりある行動

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負傷した選手を思いやるFWクリスティアーノ・ロナウド

 大会から姿を消すことになった。敗退直後にはキャプテンマークをピッチに投げ捨てるだけでなく、蹴りつけて不満を露わにした。悔しさを爆発させたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだが、試合中には負傷したMFケビン・デ・ブライネを最初に慰める思いやりを見せていた。英紙『ミラー』が伝えている。

 27日に行われた欧州選手権(EURO2020)決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦したポルトガル。2連覇を狙う前回王者だったが、前半42分にMFトルガン・アザールに決められて先制を許してしまう。0-1のまま迎えた後半開始早々、前半途中にタックルを受けて負傷していたデ・ブライネが自ら交代を要請することに。

 1点を追うポルトガルにとって、時計の針が進むことは痛手だったが、C・ロナウドは、自分の足を見下ろすデ・ブライネに腕を回して慰めの言葉をかけた。

 勝利至上主義と言われるC・ロナウド。しかし、彼はしばしば負傷した相手に思いやりを持って接している。18年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝リバプール戦では、DFセルヒオ・ラモスともつれながら倒れて肩を負傷し、プレー続行不可能となって涙を流したFWモハメド・サラーに寄り添った。そして、18年ロシアW杯では決勝トーナメント1回戦ウルグアイ戦では、負傷して座り込んだFWエディンソン・カバーニに肩を貸してピッチの外へと連れ出していた。

 試合には0-1のままベルギーに敗れ、EURO2連覇の夢は潰えた。しかし、試合後にデ・ブライネがC・ロナウドの下に歩み寄ったように、スーパースターの思いやりのある行動は対戦相手からもリスペクトされるものだった。

●EURO2020特集

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