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満身創痍のデ・ブライネ「今日プレーできたのは奇跡だった」

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負傷を抱えてプレーしたMFケビン・デ・ブライネ

[7.2 EURO準々決勝 ベルギー1-2イタリア ミュンヘン]

 ベルギー代表のMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)が2日の欧州選手権(EURO2020)準々決勝・イタリア代表戦(●1-2)後、怪我を押しての強行出場だったことを明かした。欧州サッカー連盟(UEFA)が同選手のコメントを伝えている。

 デ・ブライネは6月27日の決勝トーナメント1回戦・ポルトガル代表戦(○1-0)で前半終了間際に相手の激しいタックルを受け、後半の開始早々に交代を余儀なくされた。

 しかし、出場が危ぶまれていた今回のイタリア戦でもスタメン出場。前半に惜しいシュートを放つなど、負傷を感じさせない好プレーを披露したが、チームは1-2で敗れた。

 デ・ブライネは試合を振り返り、「勝つためにあらゆることを試した。彼らは素晴らしいゴールを決めたが、(自陣でのボールロストから許した)最初のゴールは僕らのミスだったかもしれない」と反省。「敗退するのは常に残念なことだ」と肩を落とした。

 また、自身の状態について「僕個人としては、ここ4、5週間は奇妙なことばかりだった。でもメディカルスタッフには特に感謝したい。足首にダメージがあって、今日プレーできたのは奇跡的だった。靭帯の損傷だ」と説明している。

 EURO2020開幕前の5月29日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝・チェルシー戦(●0-1)で鼻骨と左眼窩を骨折するなど、今大会は万全のコンディションで臨むことができなかったデ・ブライネ。「今日は自国のためにプレーする責任を感じていた。もっと多くのことができなかったのが残念だよ」と志半ばでの敗退を悔やんだ。

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