スペインが2大会連続のEURO4強!!久保同僚メリノが延長劇的決勝ゴール!! 開催国ドイツはクロースの花道飾れず
[7.5 EURO準々決勝 スペイン 2-1(延長) ドイツ シュツットガルト]
EURO2024(欧州選手権)は5日、準々決勝を行い、スペイン代表がドイツ代表を延長戦の末に2-1で破った。前半立ち上がりにMFペドリを負傷で欠き、追い込まれたかと思われたが、後半6分に代役出場のMFダニ・オルモが先制ゴール。後半44分にドイツの途中出場MFフロリアン・ビルツに決められ、土壇場で追いつかれるも、延長後半13分にMFミケル・メリノが劇的な決勝点を決めた。
互いに優勝候補同士の準々決勝。スペインは決勝トーナメント1回戦のジョージア戦(◯4-1)と同じ11人を送り込んだ。一方のドイツは決勝トーナメント1回戦のデンマーク戦(◯2-0)から先発2人を変更。DFニコ・シュロッターベックとMFロベルト・アンドリヒに代わり、出場停止明けのDFヨナタン・ターと今大会初先発のMFエムレ・ジャンを起用した。
試合は立ち上がりから激しい展開となった。まずは前半1分、FWニコ・ウィリアムスの斜めのパスをFWアルバロ・モラタが落とし、ペドリが左足でシュートを狙うも、これはGKマヌエル・ノイアーの正面。その後はドイツの選手が局面で激しく寄せる場面が続くと、同4分、MFトニ・クロースの激しいタックルを受けたペドリが左膝を負傷し、D・オルモとの交代を強いられた。
その後もドイツがボールを握りつつも、スペインが前半15分、FWラミン・ヤマルの直接FKがゴール右をかすめる。一方のドイツはDFヨシュア・キミッヒが右サイド裏を取れる場面が続き、同21分にはクロスからFWカイ・ハバーツが惜しいヘディングシュートを放った。対するスペインはN・ウィリアムズの裏抜け、D・オルモのミドルシュートで決定機を迎えたが、ノイアーに阻まれ、0-0のままハーフタイムを迎えた。
ドイツは後半開始時、ジャンとFWレロイ・サネに代わってアンドリヒとMFフロリアン・ビルツを投入。一方のスペインもイエローカードを受けていたDFロビン・ル・ノルマンに代わってDFナチョ・フェルナンデスを入れた。後半最初のチャンスはスペイン。同2分、ヤマルの意表を突いたグラウンダーパスを受けたモラタが振り向きざまに狙ったが、大きく枠を外れた。
そうして迎えた後半6分、スペインが試合を動かした。DFエメリク・ラポルトの縦パスを低い位置で受けたモラタが右サイドに展開し、ヤマルが縦に持ち運びながらペナルティエリア右で止まると、平行のパスにD・オルモが反応。右足ダイレクトでノイアーの届かないゴール左隅に突き刺し、2試合連続ゴールを記録した。
ビハインドとなったドイツは後半12分、MFイルカイ・ギュンドアンとDFダビド・ラウムを下げ、FWニクラス・フュルクルクとDFマクシミリアン・ミッテルシュテットを投入。ハバーツがトップ下気味のポジションに入った。一方のスペインは同18分、ヤマルを下げてFWフェラン・トーレスを起用。互いにサイドの顔ぶれが大きく変わった。
徐々に勢いが出てきたドイツは後半25分、フュルクルクの落としからアンドリヒがミドルシュートを放つも、GKウナイ・シモンが横っ飛びでスーパーセーブ。同32分、右サイドを突破したビルツのクロスにフュルクルクがダイレクトで合わせたが、シュートはナチョに触られ、右ポストに弾かれた。
追い込まれたドイツは後半35分、ターに代わってFWトーマス・ミュラーを投入。アンドリヒを最終ラインに下げた。そうして迎えた同38分、U・シモンのキックミスからハバーツが決定機を迎えたが、ループシュートがゴール上へ。なかなか決め切れないまま最終盤を迎えた。
それでも後半44分、ドイツがついにこじ開けた。相手を深く押し込んだ攻撃からミッテルシュタットがクロスボールを上げ、ファーサイドでキミッヒが折り返すと、ペナルティエリア内で反応したのは21歳のビルツ。若いブンデスリーガMVPが右足ダイレクトで叩き込み、土壇場で同点に追いついた。
そのまま試合は延長戦へ。ドイツは前半開始時、ハバーツに代わってFWバルデマール・アントンを入れ、早くも6枚目の交代カードを使い切る。その後はスペインが一方的に攻め込む中でも上手くいなし、同15分には左からのクロスに反応したビルツが左足で狙ったが、今度は枠を外れ、同点のまま前半を終えた。
延長後半1分、ドイツはフュルクルクのシュートがDFマルク・ククレジャの左腕に当たり、選手たちはハンドのアピールを行ったが、腕が垂直に下がっていたため大会基準でノーハンド。同12分にはフュルクルクのヘディングシュートが枠内を襲ったが、U・シモンがスーパーセーブを見せた。
そうして迎えた延長後半14分、劣勢だったスペインが勝負を決めた。左サイドを攻め上がったD・オルモがクロスボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだのはソシエダでMF久保建英と同僚のメリノ。ヘディングシュートでネットに流し込み、劇的な勝ち越しゴールが決まった。
そこからドイツは猛攻を仕掛け、MFジャマル・ムシアラのドリブル突破でDFダニエル・カルバハルを2枚目のイエローカードで退場に追い込んだが、最後はクロースのロングフィードがシモンにキャッチされてタイムアップ。開催国ドイツは8強敗退に終わり、この大会限りで現役引退するクロースの花道を飾れなかった。
スペインは準決勝でポルトガル対フランスの勝者と対戦する。
●EURO2024特集
EURO2024(欧州選手権)は5日、準々決勝を行い、スペイン代表がドイツ代表を延長戦の末に2-1で破った。前半立ち上がりにMFペドリを負傷で欠き、追い込まれたかと思われたが、後半6分に代役出場のMFダニ・オルモが先制ゴール。後半44分にドイツの途中出場MFフロリアン・ビルツに決められ、土壇場で追いつかれるも、延長後半13分にMFミケル・メリノが劇的な決勝点を決めた。
互いに優勝候補同士の準々決勝。スペインは決勝トーナメント1回戦のジョージア戦(◯4-1)と同じ11人を送り込んだ。一方のドイツは決勝トーナメント1回戦のデンマーク戦(◯2-0)から先発2人を変更。DFニコ・シュロッターベックとMFロベルト・アンドリヒに代わり、出場停止明けのDFヨナタン・ターと今大会初先発のMFエムレ・ジャンを起用した。
試合は立ち上がりから激しい展開となった。まずは前半1分、FWニコ・ウィリアムスの斜めのパスをFWアルバロ・モラタが落とし、ペドリが左足でシュートを狙うも、これはGKマヌエル・ノイアーの正面。その後はドイツの選手が局面で激しく寄せる場面が続くと、同4分、MFトニ・クロースの激しいタックルを受けたペドリが左膝を負傷し、D・オルモとの交代を強いられた。
その後もドイツがボールを握りつつも、スペインが前半15分、FWラミン・ヤマルの直接FKがゴール右をかすめる。一方のドイツはDFヨシュア・キミッヒが右サイド裏を取れる場面が続き、同21分にはクロスからFWカイ・ハバーツが惜しいヘディングシュートを放った。対するスペインはN・ウィリアムズの裏抜け、D・オルモのミドルシュートで決定機を迎えたが、ノイアーに阻まれ、0-0のままハーフタイムを迎えた。
ドイツは後半開始時、ジャンとFWレロイ・サネに代わってアンドリヒとMFフロリアン・ビルツを投入。一方のスペインもイエローカードを受けていたDFロビン・ル・ノルマンに代わってDFナチョ・フェルナンデスを入れた。後半最初のチャンスはスペイン。同2分、ヤマルの意表を突いたグラウンダーパスを受けたモラタが振り向きざまに狙ったが、大きく枠を外れた。
そうして迎えた後半6分、スペインが試合を動かした。DFエメリク・ラポルトの縦パスを低い位置で受けたモラタが右サイドに展開し、ヤマルが縦に持ち運びながらペナルティエリア右で止まると、平行のパスにD・オルモが反応。右足ダイレクトでノイアーの届かないゴール左隅に突き刺し、2試合連続ゴールを記録した。
ビハインドとなったドイツは後半12分、MFイルカイ・ギュンドアンとDFダビド・ラウムを下げ、FWニクラス・フュルクルクとDFマクシミリアン・ミッテルシュテットを投入。ハバーツがトップ下気味のポジションに入った。一方のスペインは同18分、ヤマルを下げてFWフェラン・トーレスを起用。互いにサイドの顔ぶれが大きく変わった。
徐々に勢いが出てきたドイツは後半25分、フュルクルクの落としからアンドリヒがミドルシュートを放つも、GKウナイ・シモンが横っ飛びでスーパーセーブ。同32分、右サイドを突破したビルツのクロスにフュルクルクがダイレクトで合わせたが、シュートはナチョに触られ、右ポストに弾かれた。
追い込まれたドイツは後半35分、ターに代わってFWトーマス・ミュラーを投入。アンドリヒを最終ラインに下げた。そうして迎えた同38分、U・シモンのキックミスからハバーツが決定機を迎えたが、ループシュートがゴール上へ。なかなか決め切れないまま最終盤を迎えた。
それでも後半44分、ドイツがついにこじ開けた。相手を深く押し込んだ攻撃からミッテルシュタットがクロスボールを上げ、ファーサイドでキミッヒが折り返すと、ペナルティエリア内で反応したのは21歳のビルツ。若いブンデスリーガMVPが右足ダイレクトで叩き込み、土壇場で同点に追いついた。
そのまま試合は延長戦へ。ドイツは前半開始時、ハバーツに代わってFWバルデマール・アントンを入れ、早くも6枚目の交代カードを使い切る。その後はスペインが一方的に攻め込む中でも上手くいなし、同15分には左からのクロスに反応したビルツが左足で狙ったが、今度は枠を外れ、同点のまま前半を終えた。
延長後半1分、ドイツはフュルクルクのシュートがDFマルク・ククレジャの左腕に当たり、選手たちはハンドのアピールを行ったが、腕が垂直に下がっていたため大会基準でノーハンド。同12分にはフュルクルクのヘディングシュートが枠内を襲ったが、U・シモンがスーパーセーブを見せた。
そうして迎えた延長後半14分、劣勢だったスペインが勝負を決めた。左サイドを攻め上がったD・オルモがクロスボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだのはソシエダでMF久保建英と同僚のメリノ。ヘディングシュートでネットに流し込み、劇的な勝ち越しゴールが決まった。
そこからドイツは猛攻を仕掛け、MFジャマル・ムシアラのドリブル突破でDFダニエル・カルバハルを2枚目のイエローカードで退場に追い込んだが、最後はクロースのロングフィードがシモンにキャッチされてタイムアップ。開催国ドイツは8強敗退に終わり、この大会限りで現役引退するクロースの花道を飾れなかった。
スペインは準決勝でポルトガル対フランスの勝者と対戦する。
●EURO2024特集
データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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