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EURO敗退でクロースの現役生活が終了…旧知のスペイン代表DFらと抱擁、敵サポーターからも万雷の拍手

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DFナチョ・フェルナンデスと抱擁を交わすMFトニ・クロース

[7.5 EURO準々決勝 スペイン 2-1(延長) ドイツ シュツットガルト]

 ドイツ代表は5日、EURO2024(欧州選手権)準々決勝でスペイン代表との延長戦に1-2で敗れ、ベスト8敗退が決まった。今大会限りでの現役引退を表明していたMFトニ・クロースは120分間フル出場で奮闘したが、自国開催のビッグトーナメントで花道を飾ることはできなかった。

 2大会ぶりの準決勝進出を目指したドイツは後半6分、サイド攻撃からMFダニ・オルモに先制点を決められ、苦しい展開を強いられたが、同44分に途中出場の21歳MFフロリアン・ビルツが土壇場で同点ゴール。劇的な形で延長戦に持ち込んだ。

 ところが延長戦では、FWニクラス・フュルクルクらに訪れた決定機がことごとくGKウナイ・シモンに阻まれると、終了間際の後半14分にMFミケル・メリノに決勝点を献上。最後はクロースのロングキックがU・シモンにキャッチされ、タイムアップを迎えた。

 クロースは2014-15シーズンから昨季までの10年間をR・マドリーでプレーしており、長年過ごしたスペインとの試合で現役生活に幕を閉じ、試合後にはチームメートのDFダニエル・カルバハル、DFナチョ・フェルナンデス、FWホセルとの抱擁をかわしていた。

 またクロースはドイツの母国サポーターだけでなく、スペイン代表サポーターにも挨拶。手を振って別れを惜しむと、スタンドにはR・マドリーのユニフォームを掲げた人々の姿も見られる中、万雷の拍手と声援で見送られていた。

●EURO2024特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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