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Fリーグ 湘南FP市原「前に前に、ゴールを目指すフットサルをします!!」

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 Fリーグは14日にプレスカンファレンスを行い、全10クラブの監督・キャプテンが第1節、第2節の会場である代々木第一体育館に集まり、それぞれに抱負を述べた。昨季は元日本代表選手を多数そろえたが苦戦が続き、3勝5分19敗と低迷した湘南ベルマーレ(Fリーグ)。今シーズンは、『負けず嫌い』というスローガンを掲げた。キャプテンのFP市原誉昭は、「昨年の経験があったから、今シーズンは絶対に違うとは言えません」と慎重な姿勢を見せたが、同じ轍を踏むつもりは、さらさらない。

 以下、選手インタビュー
―今シーズンの湘南は、どんなフットサルを展開してくれますか?
「見ていて分かりやすいフットサルじゃないですか」

―分かりやすい、とは?
「ゴールを目指す中で、パスを回して、パスで崩して得点を狙うっていうチームがたくさんある中で、よりゴールに一番近いところを一本のパスで狙ったり、裏が空いていたら、裏を一本のパスで狙ったり。よりゴールを分かりやすく狙っていくプレーが、今シーズンは増えていくんじゃないかなと思います。もちろん、出た選手によってはポゼッションを高くしていくという時間帯も絶対にあると思いますが、前に前にという意味では、すごく見ていても分かりやすいフットサルだと思います」

―今年のスローガンである『負けず嫌い』に直結しそうですね。
「そうですね。勝つために何をするのか。一番点が取れる、一番良い選択をしながら、ゴールを狙っていく形です」

―昨季は、こんなはずじゃなかったという思いが強いのでは?
「そうですね。監督も試行錯誤しながら、選手たちにもそういう思いはあったと思います。でも、昨年の経験があったから、今シーズンは絶対に違うとは言えません。やってみないと分からないことなので。ただ、大きな経験をしたと思うので。点を取らないと勝てないし、いくら良い試合をしても、負けちゃったら意味がない。そういう意味ではより良い選択をしていく。ゴールにボールをぶち込めばいいだけなので、本当に『負けず嫌い』に、分かりやすくやっていきます」

―新シーズン、チームはどのような目標を設定していますか?
「もちろん、チームは昨シーズン以上の結果。前期、後期という2期制になったことで、より各チームにチャンスがある中で、もちろん最後(プレーオフ)まで残ること。そういう目標はありますが、一試合一試合に負けたくない。もう負けるのはイヤだから、勝とうよと。ただ、それだけです」

―その積み重ねがプレーオフ、優勝につながっていく?
「そうですね。もしかしたらギリギリでプレーオフに行けないかもしれないし、もしかしたらギリギリでプレーオフに行けるかもしれない。ただ、勝ち負けにこだわってやろうよと。ただ、それだけ。ただ、それだけを考えながらやっています」

―他の9クラブにとってテーマになる打倒・名古屋については?
「目の前の一試合という感じですね。もちろん、名古屋は強いです。その強さは保ってもらいたいですし、これまで以上の名古屋を見せてほしいです。でも、僕らはその名古屋の上を行けるように、よりゴールを目指していかないといけないと思います」

―いよいよ明日が開幕戦で、明後日には第2節もあります。代々木でのこの試合に向けて、何か公言をお願いします。
「自分としては、何ができるかということは、ないです(笑)。ないですけど、ピッチに立てれば、よりアグレッシブに戦いたいですね。開幕戦はどうしても緊張するし、独特の雰囲気があります。それでどうしてもセーフティにミスを怖れてしまう部分もありますけど、そんなの関係なしに、前に前に、ゴールを目指すフットサルをします」

(取材・文 河合拓)

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