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Fリーグ開幕直前!北澤豪直伝、フットサル観戦のススメ

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「SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017」が、明日11日に開幕する。開幕節は11日と12日に、国立代々木競技場第一体育館に全12チームが集結しセントラル方式で行われる。今シーズンで10周年を迎えるFリーグ。日本サッカー協会フットサル委員会委員長を務める北澤豪氏に、その魅力を聞いた!

生の迫力を
会場で感じてほしい


――11日にいよいよFリーグが開幕します。
「今年もセントラル方式での開幕戦になりました。11日と12日に代々木体育館に行けば、1日で3試合見られるので、まさに1日中フットサルを楽しめます。会場は原宿駅や渋谷駅から歩いて行けるところにあるので、買い物の途中にフラッと立ち寄れますし、天候にも左右されません。“観戦のしやすさ”もフットサルの魅力のひとつですね」

――会場に行かなければ感じられないことも多いです。
「“LIVE”って大事だと思うんです。いまは何でも映像で見ることができる時代ですけど、だからこそ現場に行って観ることの価値は上がっている。フットサルは初めて観にきた方でも十分に楽しめるほど、見どころは随所にあると思います。テンポが速いのでゴール前での攻防が多くなりますし、選手1人1人がテクニックで魅せてくれるので、サッカーとはひと味違う魅力があるんです。Fリーグの選手は本当にレベルが高い! どれくらいのレベルかというと、僕ら元サッカー日本代表選手でチームを編成しても、彼らにはまったく敵わない。プレーの選択肢のチョイスで相手の裏をかくのが上手くて、『ここにパスを通すの!?』という場面がいくつもあります。この辺りは映像では伝わらない部分なので、ぜひ会場に足を運んでいただくことをオススメします」

――どんな世代の方に見にきてほしいですか?
「フットサルをやっている方なら、自分のプレーの参考にできるはずです。そして、サッカーをやっている小学生にも参考になると思います。ミスした瞬間に攻守が切り替わったり、8人制サッカーとフットサルは近い部分が多い。また、フットサルで磨いた個人技は、サッカーに活かすこともできます。それは指導者の方にとってもそう。フットサルも、小学年代も、選手を一度ベンチに下げて指示を与えてから、再びピッチに送ることができます。ベンチワークも見逃せませんよ」

――それでは最後に、注目選手を教えていただけますか。
「まずはペスカドーラ町田のゴレイロ(GK)、イゴール選手(※編集部注:町田は11日に開幕)。今年、日本に帰化して日本代表に選出されました。ゴレイロとしての存在感の大きさは言うまでもありませんが、フィールドも上手い。あとは攻守の切り替えの速さも見てほしい。これは勝負にこだわっているから。サッカーにも共通しているんですが、外国人プレーヤーはテクニックが優れているのもさることながら、勝利に対する気持ちが強い。その強い気持ちが激しさを生んでいて、フットサルのおもしろさにつながっていくんでしょうね。

 あとはバサジィ大分のアラ、仁部屋和弘選手(※編集部注:大分は12日に開幕)。柔軟性、ストライドの大きさは、日本人離れしていますよね。1対1の場面は見応えがあります。1対1になっても怯むことなく、積極的に仕掛ける。その姿勢を見るだけでも、ワクワクしてきますよ!」

(取材・文 奥山典幸)

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