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[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.1

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第92回全国高校サッカー選手権
特集企画
ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」

 ポジションバランスにも気を付けながら、11人をセレクトさせていただいた。選考基準は「ボールを持つ前からワクワクさせられる選手」である。この11人以外にも選びたい選手は多々いたのだが、ほかの方が選ばなそうな選手を推すことを優先させてもらった。選ばなかった選手の皆さんにはごめんなさい。でもこの11人に“観に行って損をする選手”はいないと思います。(文 川端暁彦)

GK永石拓海(山口・高川学園3年)
「長い手足を生かしたプレーは「ニョキッ」といった擬態語を思わず付けたくなるほど。技術的には発展途上だが、素材感は抜群。観ていて面白いGKである」

DF手塚朋克(静岡・静岡学園3年)
「右サイドを加速しながら打開するドリブル技術と、精度の高いクロスボール、落ち着いた守備対応を兼備する。今年の高校サッカーではナンバーワンの右サイドバックでは?」

DFンドカ・ボニフェイス(埼玉・浦和東3年)
「強く、たくましいボディと、質の高いロングボールが光るセンターバック。昨年は主にFWとしてプレーしていたが、センターバックとしての才能を買いたい」

DF松島奨真(群馬・桐生一3年)
「空中感覚の良さと跳躍力で空の争いを制しつつ、足元の技術もある。FWとしてプレーしていた選手だが、現在はセンターバックと二足の草鞋を履く」

DF高橋壮也(島根・立正大淞南3年)
「アップダウンに次ぐアップダウン・・・のあとに、またアップダウン。広島内定のサイドバックは、圧倒的な活動量で観衆のハートをつかめる稀有なタレント」

MF青木亮太(千葉・流通経済大柏3年)
「抜群の技巧を生かした局面打開能力は高校年代トップクラス。得点力も大きく増した今季は“怖い”選手に生まれ変わった。有名人だが、あらためて推しておきたい」

MF山本宗太朗(熊本・大津3年)
「『変態を育てたい』と広言する大津・平岡監督がまたしても押し出してきた変則型の大型選手。柔らかいタッチと意表を突くパスが魅力。FWでもプレーする」

MF田場ディエゴ(神奈川・日大藤沢2年)
「『ディエゴ』の名前は通称ではないが、「あのレジェンド」を彷彿とさせるプレースタイルには違いない。相手を出し抜き、ゴールへの道筋を示す技巧は一級品」

FW山田貴仁(新潟・帝京長岡3年)
「重戦車のごとくDFを蹴散らす越後のバロテッリは、肉体的な強さと気合いを兼ね備えたストライカー。もちろん技術もあるが、何よりゴールへの姿勢が素晴らしい」

FWオナイウ阿道(埼玉・正智深谷3年)
「眠れる大器はいよいよ目覚め、高校総体では全国を震撼させた。パワフルなシュートに加え、空中戦にも存在感。激戦区の埼玉での戦いぶりはぜひ観てみたいところ。千葉内定」

FW木戸皓貴(福岡・東福岡3年)
「負傷離脱中だが、それでもこの男の名前は挙げておきたい。力強い足腰で相手DFを引っ張ってMFのためのスペースを創出、さらに自ら点も決めるストライカー」

■ライタープロフィール
川端暁彦
サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』前編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在は『エル・ゴラッソ』を始め、『スポーツナビ』『サッカーキング』『フットボールチャンネル』など各種媒体にライターとして寄稿するほか、フリーの編集者としての活動も行っている。


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