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[選手権]チーム紹介:初芝橋本高(和歌山)

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第94回全国高校サッカー選手権

初芝橋本高(和歌山)

初芝橋本高関連ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs中京大中京高(愛知)
■出場回数
3年連続14回目

■監督
阪中義博

■主将
GK栗山聖

■今季成績
[総体](県4強)
準決勝 0-3 和歌山北高
[リーグ戦]
プリンスリーグ関西10位(2分16敗)
[新人戦]
県4強

■予選成績
3回戦 7-0 田辺工高
準々決勝 7-0 海南高
準決勝 1-1(PK8-7)近大新宮高
決勝 3-0 近大和歌山高

■都道府県予選決勝布陣&レポ
[4-4-2]
  平賀能捷 山本遼人
    川中健太
 岩宗英志   大谷尚輝
    武村飛成
赤阪洋斗     山岡龍次郎
  上原真尋 大崎椋平
    栗山聖
[レポート]
 初芝橋本は3年連続となった近大和歌山高との決勝を3-0で制した。MF高橋響とMF山本琢也がケガのために先発を外れた初芝橋本だったが前半2分、MF川中健太の左CKをMF武村飛成が右足ダイレクトで合わせて幸先良く先制する。その後は近大和歌山の出足いい守りによってボールを繋がせてもらえない時間帯が多かったが、それでも後半15分に左MF岩宗英志の折り返しをFW平賀能捷が押し込んで2-0。さらに19分にもFW山本遼人の突破からPAのMF大谷尚輝が繋ぎ、最後は平賀が1タッチで決めて白星を引き寄せた。


■チーム紹介
「凄く成長している」和歌山の雄
 選手権、総体出場回数はいずれも和歌山県内で最多。また95年度の全国高校選手権4強、06年の全国高校総体準優勝、06年全日本ユース(U-18)選手権4強はいずれも和歌山県勢の最高記録だ。その初芝橋本が今回、選手権予選3連覇達成。昨年の全国経験者であるFW山本遼人やMF川中健太、MF高橋響を中心としたスピーディーな攻撃、また守備面では全員が身体を張ること、走ることを怠らずに今年初となる県タイトルを獲得した。その初芝橋本について、主将のGK栗山聖は「コイツが凄いというやつがいるわけではなく、それが逆にチーム一丸となってサッカーすることに繋がっている」と説明する。FW末吉塁やGK立川小太郎(ともに現大阪体育大)らを擁した昨年のような大型チームではないが、「凄く成長しているチームなのでまだまだ伸びしろがあるチームだと思う」(栗山)というだけに全国までの成長度に注目だ。過去2大会はいずれも接戦の末、初戦敗退。それだけにまずは中京大中京高との初戦突破に集中する。

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進化した「裏抜けドリブル王子」
FW山本遼人(3年)
「初芝橋本が全国に誇る『裏抜けドリブル王子』。2年生だった昨年から163cmの小さな体を逆用するようなドリブルの上手さには定評があったのだが、FW起用となった今年、スピードを生かして裏に抜けるプレーとゴールへ向かうドリブルが増え、『怖い王子』に進化した」

■編集部イチオシ選手
有言実行のフィニッシャー
FW平賀能捷(3年)
「県予選では4戦連発。183cm、73kgの体格を活かしたポストプレーとヘッドでゴールをもたらす。県決勝後のインタビューではスタンドへ向けて『オレがエース、オレが9番つけてるから安心して見てろよ!』。全国でも有言実行のゴールに注目だ」

■注目選手
MF川中健太(3年)
└チームナンバー1のテクニシャン。正確なキックと運動量でも貢献する柱だ
MF高橋響(3年)
└豊富な運動量でピッチを駆けまわるチームの心臓
MF武村飛成(3年)
└急成長して1ボランチを務めるMF。展開力あり、県決勝では先制弾も

■過去の全国大会成績
【14年度(2回戦敗退)】
2回戦 0-1 前橋育英高(群馬)
【13年度(2回戦敗退)】
2回戦 2-3 市立浦和高(埼玉)
【11年度(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK4-5)桐光学園高(神奈川)
【10年度(2回戦敗退)】
1回戦 3-1 丸岡高(福井)
2回戦 0-3 尚志高(尚志)
【06年度(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 利府高(宮城)
2回戦 0-0(PK3-5)丸岡高(福井)
【03年度(8強)】
2回戦 3-0 国士舘高(東京B)
3回戦 2-2(PK5-4)星稜高(石川)
準々決勝 1-1(PK3-5)滝川二高(兵庫)
【02年度(1回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK2-4)帝京高(東京A)
【00年度(2回戦敗退)】
1回戦 2-0 山形中央高(山形)
2回戦 0-1 真岡高(栃木)
【99年度(3回戦敗退)】
1回戦 4-0 室蘭大谷高(北海道)
2回戦 1-0 多々良学園高(山口)
3回戦 2-5 前橋育英高(群馬)
【98年度(1回戦敗退)】
1回戦 0-2 遠野高(岩手)
【96年度(1回戦敗退)】
2回戦 1-2 桐光学園高(神奈川)
【95年度(4強)】
1回戦 8-0 山形中央高(山形)
2回戦 5-1 鹿島高(茨城)
3回戦 2-1 熊本商高(熊本)
準々決勝 3-2 多々良学園高(山口)
準決勝 1-2 鹿児島実高(鹿児島)
【94年度(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 水戸短大附高(茨城)

■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体準優勝(06年)、全日本ユース(U-18)選手権4強(06年)

■登録メンバーリスト
1 GK 栗山聖(3年)
2 DF 佐藤良平(3年)
3 DF 山岡龍次郎(3年)
4 DF 大崎椋平(2年)
5 DF 谷伊織(3年)
6 MF 高橋響(3年)
7 MF 山本遼人(3年)
8 MF 大谷尚輝(3年)
9 FW 平賀能捷(3年)
10 MF 川中健太(3年)
11 FW 道前雄亮(3年)
12 DF 阪本匠馬(3年)
13 DF 秦孝之祐(2年)
14 MF 山本琢也(3年)
15 DF 斉藤将(2年)
16 MF 武村飛成(3年)
17 GK 藤原真之介(3年)
18 FW 平田湧哉(2年)
19 FW 岩宗英志(3年)
20 MF 朝倉丈一郎(2年)
21 DF 赤阪洋斗(2年)
22 DF 高見祐哉(1年)
23 DF 上原真尋(1年)
24 MF 西淵寛斗(1年)
25 GK 濱田太郎(1年)
26 MF 安藤雅規(2年)
27 DF 安井裕亮(2年)
28 MF 森永秀紀(2年)
29 FW 嘉島力貴(1年)
30 MF 甲斐創太(1年)

▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
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