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残り1枚の全国切符を掴むのは?桐光学園と桐蔭学園が16年ぶりに神奈川決勝で激突!

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桐光学園高(左)と桐蔭学園高(右)が神奈川決勝へ進出した

 残り1枚のチケットを懸けた戦いは名門対決に――。第96回全国高校サッカー選手権神奈川県予選準決勝が25日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、桐光学園高桐蔭学園高が12月3日に等々力陸上競技場で開催される決勝戦へ進出した。全国大会(12月30日開幕)の出場48校のうち、すでに47校が決定済み。最後の代表校の座を懸けて両雄が激突することになった。

 神奈川県予選3連覇を狙う桐光学園は、準決勝で関東大会予選優勝校の三浦学苑高と対戦。後半2分までに2点をリードしたものの、相手のサイド攻撃に自分たちのミスも絡んで後半5分、11分に連続失点をしてしまう。そして勢いに乗った三浦学苑を止めることができないまま、15分にも右SB佐藤健(3年)に左サイドからファインショットを決められて逆転されてしまった。

 それでも、桐光学園は後半28分、右クロスから粘って繋ぎ、最後は交代出場のFW倉持快(3年)が右足シュートを決めて同点に追いつく。3-3のまま延長戦に突入した試合はその後半アディショナルタイムに劇的な決勝点。左CK後の混戦から最後はU-18日本代表MF田中雄大主将(3年)が左足で決めて4-3で桐光学園が競り勝った。

 11年インターハイ日本一の桐蔭学園は、今夏のインターハイ全国準優勝の日大藤沢高を破って初の準決勝へ進出した湘南学院高と対戦。前半2分、桐蔭学園はMF宍戸晃瑶(3年)のパスで抜け出したFW森山翔介(3年)が左足で先制点を奪う。その後もテクニカルな攻撃を見せる桐蔭学園は24分にMF平田一真(3年)、37分にもMF金子大樹(3年)が加点。3-0で前半を折り返す。

 後半も攻撃の手を緩めない桐蔭学園は、4分に右FKからCB吉田剛(3年)がヘディングシュートを決めて4点目。13分にも左サイドを崩してFW瀬賀凛太郎(2年)が5点目のゴールを決めた。湘南学院も37分にスルーパスで抜け出したFW飯野智也(2年)が決めて意地の1点を返したものの、桐蔭学園が堂々の内容、そして5-1というスコアで決勝進出を果たした。

 神奈川の高校サッカー界を牽引してきた2校が決勝戦で対戦するのは01年度大会以来16年ぶり。桐光学園が勝てば3年連続11回目、桐蔭学園が勝てば14年ぶり9回目の全国大会出場となる。

(取材・文 吉田太郎)
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