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「格別。気持ち良さが違う」2戦連発の日本文理FW亀山来駆

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2試合連続ゴールを決めた日本文理高(新潟)FW亀山来駆(3年=15)

[1.3 全国高校選手権3回戦 作陽高1-1(PK6-7)日本文理高 浦和駒場]

 2戦連発と絶好調。初出場ながらもベスト8へと駒を進めた日本文理高(新潟)の最前線に入るFW亀山来駆(3年)は、選手権でのゴールは「格別ですね。気持ち良さが全然違う」と笑顔を見せた。

 前日に行われた2回戦の旭川実戦で大会初ゴールを奪っていた亀山は、この日も前半26分にネットを揺らす。MF古木雄大(3年)が投げ入れたスローインをDF吉田元樹(3年)が受けると、中央に送られたボールに反応したMF久住玲以(3年)がシュートを狙った。

「玲以は多分シュートをしっかりミートさせると思ったし、どこかにこぼれるかもしれないと思った」。久住が放ったシュートは相手選手にブロックされたものの、こぼれ球にいち早く反応した亀山が左足でねじ込み、値千金の先制点を記録した。「待っていたポジションが良かったですね」と自画自賛する動きから奪った2試合連続ゴールとなった。

 そして、1-1のまま80分間を終えると、PK戦では6人目のキッカーとして登場。右足から「悔いなくいこう」と思い切り良く蹴り出したボールは、「右を狙ったけど真ん中に行って、『あぁー』と思った」ものの見事にネットを揺らしてPKを成功させている。

 初出場ながらもベスト8進出と躍進するチームだが、「あまり実感がない」ようだ。しかし、自らのゴールが勝利に貢献していることは間違いない。次戦は2日後の準々決勝・矢板中央戦。「最終的にはゴールを決めるのが仕事だけど、ウチのFWは守備も求められるので、しっかり走りたい。先のことは考えず、一戦必勝で、次は埼玉スタジアムを目指したい」と新潟県勢としては初のベスト4進出を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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