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50年ぶり全国出場の関西学院が選んだアディダス新COPAのニックネームは…?

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関西学院高の“ベストネーミング”は1年生FW杉浦篤生(左)の「ぽいんパーンスパイク」に

 アディダスから、しなやかなボールタッチを求めるプレーヤー向けレザースパイク「COPA(コパ)」のフルモデルチェンジが発表された。カンガルーレザーとプライムニットを融合した「フュージョンスキン」はまさに新感覚の「柔らかさ」と「フィット感」を実現。冬の全国大会に挑む高校を巡り、その新感覚の言語化に部活生たちにチャレンジしてもらうことで新コパの秘密に迫っていく。第1回は、50年ぶりとなる選手権出場を果たした関西学院高(兵庫)だ。


 関西学院は、昨年度の兵庫県予選決勝で延長戦の末に敗戦。その悔しさをエネルギーに変えてきたチームは、MF林幹太主将(3年)や「去年の経験で落ち着いてやることができました」というCB網谷周世(2年)、CB三輪愛大(2年)、MF唐山明大(3年)ら前回決勝に出場した7選手の経験値、両CBを中心とした粘り強い守備と伝統のサイド攻撃、そして上級生と下級生の垣根の無いチームワークの良さも武器に半世紀ぶりの全国出場を勝ち取った。

 組み合わせが決まり、初戦を戦う星稜高(石川)や流通経済大柏高(千葉)といった強豪揃うブロックに入ったが、林は「まずは星稜に勝つことを目標にしていきます。高校生同士でやることなので、僕らが流経とやったとしても、力の差はあると思うんですけれども何が起こるか分からない。目の前の一戦一戦集中していきたい」。彼らは異質のスパイク、「COPA(コパ)」も手に目標の3勝へ向けた準備をスタートした。



 取材日、授業後に坂道を自転車で上って関西学院大学第4フィールドに現れた選手たちはピッチサイドに並べられた「COPA(コパ)」に興味津々。アディダスの担当者からスパイクについての説明を聞くと、早速足に通し、その性能を自分で確認していた。

 選手たちが実際にリフティング、パス、トラップ、ドリブルして感じた「COPA(コパ)」の「柔らかさ」と「フィット感」。そこで感じた「柔らかさ」を「むにゅ」「しな」「ふわ」、また「フィット感」を「ピタ」「パシ」「スパ」などの言葉で表現し、「COPA(コパ)」の“ニックネーム”案としてボードに書き込んで発表してくれた。

 ボードには「むにゅピタスパイク」や「もちピタスパイク」、「ふにガシスパイク」などが登場。林は「柔らかかったのと履いた時にピシャッとしていた」という意見で「ぐにゃピシャスパイク」と記し、網谷は「革のしな感と履いた瞬間のパシッとしている」という感想からボードに「しなっパシスパイク」と書き込んでいた。


 なお、林主将を中心に選んでくれた、関西学院で最もインパクトのあるネーミングは「ぽいんパーン」に。その案を出したFW杉浦篤生(1年)は「入れた時の感触がつま先の方は柔らかくて割と自由があって、かかとの方はしまっていてすごく履きやすいと思ったので。あと、軽くすくい上げるキックの時は弾むように上に飛んでいって、速いボールを蹴りたいに時はしっかりとインパクトがあったのでその名前にしました」と説明し、得意のドリブルでの切り返した後の一歩目や走る際の踏み込みの良さを推していた。

 これまで感じたことがないほどの柔らかさとフィット感を持つ「COPA(コパ)」。各地域の選手権出場校の選手たちが今後、この一足を着用し、それぞれのブームなどを交えながら「COPA(コパ)」の実力を言語化していくぞ。



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(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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