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[MOM2784]長崎総合科学大附MF千葉翼(2年)_先輩に学ぶ“ヘディングモンスター”が決勝ヘッド

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決勝点を挙げたMF千葉翼(2年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 浜松開誠館高0-1長崎総合科学大附高 NACK]

 1点ゲームを決める強烈ヘッドだ。MF千葉翼(2年)が値千金の決勝ゴール。「2年生ながらこういう舞台で得点を取れたのはうれしかったです」。昨年度の大会は途中交代でわずかな時間の出場だったが、今年度は先発出場を果たし、自らのゴールでチームを3回戦に導いた。

 互いにシュートに持ち込めない拮抗した試合展開だったが、少ないチャンスを確実に仕留めた。後半23分、MF鈴木冬一(3年)のシュートが相手にブロックされ、鈴木がボールを奪い返してパスを出すと、DF古堅詩音(3年)が右サイドからクロスを供給。「いいボールをくれたので入るだけでした」とニアサイドに抜け出し、渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。

「結果を残せて良かった」。うまくマークを外してニアに入る動きからのゴールは練習通りの形だった。県予選の3ゴールも全て頭で決めてきた“ヘディングモンスター”は、「相手の背後にいてクロスを上げる瞬間に相手の前に入って叩くこと」を意識している。

「開誠館の守備が堅くて、サイドのクロスからのシュートしかなかったので、自分が決められて良かった」。先輩の鈴木やFW安藤瑞季(C大阪)を目標の選手に挙げ、「去年のベスト8という記録を超えて、3年生を笑顔で終わらせたい」と決意を口にした。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】高校選手権2018

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