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出場校チーム紹介:和歌山工高(和歌山)

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30年ぶりとなる全国に挑戦する和歌山工高

第98回全国高校サッカー選手権

和歌山工高(和歌山)

|和歌山工高関連ニュース


和歌山工高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 0-1 松本国際高(長野)
■出場回数
30年ぶり4回目
■過去の最高成績
初戦敗退(87、88、89年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場1回
■監督
大宅光
■主将
FW田中彪(3年)
■今季成績
[総体](県3回戦敗退)
県3回戦 1-4 初芝橋本高
[リーグ戦]
和歌山県1部リーグ8位(5勝2分11敗)
[新人戦](県3回戦敗退)
県3回戦 1-1(PK3-4)橋本高

■予選成績
1回戦 4-0 向陽高
2回戦 24-0 高野山高
3回戦 1-1(PK3-2)和歌山北高
準々決勝 1-1(PK5-4)田辺高
準決勝 4-0 近大新宮高
決勝 1-0 和歌山南陵高
■都道府県予選決勝布陣図&決勝メモ
[4-3-3]
       田中彪
  武山遼太郎    泉裕大
神森渚生           小倉雄吏
    岩橋陽世 岩橋累斗

  藪恒星 中正司裕心 岩渕来玖
       山田尚輝


[決勝メモ]
 16年に再開校してから4年で決勝まで駒を進めてきた和歌山南陵高との代表決定戦。前半、FW江川公亮(3年)やFW川邊海人(3年)を起点に攻める和歌山南陵に対し、和歌山工は幅を広く使ったポジショニングからスペースを作り出す。そして39分、FW武山遼太郎(3年)のシュートのこぼれ球を拾ったMF神森渚生(2年)が先制ゴール。後半は和歌山南陵が立ち上がりからチャンスを作るなど反撃したが、GK山田尚輝(2年)を中心に跳ね返した和歌山工が1-0で勝ち、30年ぶりの優勝を決めた。

MOM:FW武山遼太郎(3年)
決勝点呼び込んだ攻撃の要

■予選取材記者(前田カオリ氏)チーム紹介
ポジティブに戦い、平成元年以来の全国へ
 県大会でベスト4に名を連ねることは近年も珍しくはなかったが、今年のインターハイ予選では県ベスト8に入ることも叶わず。その戦績から選手権予選ではシードがつかずに1回戦から戦うことになったが、日頃から心がけている「ネガティブな発言はせず、ポジティブに」(大宅光監督)1つ1つの試合と向き合った結果、平成元年以来となる、30年ぶりの優勝を果たした。
 練習時間が2時間しかない中で積み重ねてきたものがようやく結果に結びついた和歌山工は、「丁寧に」繋ぐことを意識してきた。自陣ゴール前でも意図なく長いボールを蹴ったり慌ててラインの外に掻き出したりといったことをせず、3、4本のパスを通してボランチに繋いでいく。バランスを見て動くことができるMF岩橋陽世(3年)を中心とした中盤では、数的優位を作り、少しずつ相手の中盤に歪みを生じさせて、相手陣内に入り込む。県予選で2度もつれ込んだPK戦でセーブしたGK山田尚輝(2年)の存在も心強い。

編集部+α
 94年度大会で初芝橋本高が初優勝して以降、和歌山県では初芝橋本が15回、近大和歌山高が6回、和歌山北高が4回と3校が選手権出場権を寡占してきた。その3校ではない優勝校は、93年度の田辺高以来。3強の壁を破っての全国出場だ。和歌山工は87年度の初優勝から3年連続で選手権に出場しているが、いずれも1点差で敗れている。そのうち、2度は長野県勢に敗戦。30年ぶりとなる選手権では、“鬼門”長野県勢の松本国際高から初勝利を挙げることに集中する。
■予選取材記者(前田カオリ氏)注目選手
泥臭くゴールへ向かうリーダー
FW田中彪(3年)
「前線でキープする力もあり、ゴール前で泥臭く戦える選手。身体能力も高いので、意外性のあるシュートも放つ」

豊富な運動量でゴール強襲
FW武山遼太郎(3年)
「運動量も豊富で、中盤にもタイミングよく顔を出す。相手の逆をとることも得意で、得点力もある選手」

和工の攻撃の起点
MF岩橋陽世(3年)
「チームにとって大事な中盤で、周囲の選手に声をかけながらバランスをとることができるキーパーソン。攻撃の起点」

■過去の全国大会成績
【89年度 第68回(1回戦敗退)】
1回戦 2-3 松本県ヶ丘高(長野)
【88年度 第67回(1回戦敗退)】
2回戦 1-2 市立船橋高(千葉)
【87年度 第66回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 松本深志高(長野)

■登録メンバーリスト
1 GK 山田尚輝(2年)
2 MF 御前開成(3年)
3 DF 岩渕来玖(3年)
4 MF 武山遼太郎(3年)
5 DF 竹野航星(3年)
6 FW 芝崎斗和(3年)
7 DF 藪恒星(3年)
8 MF 土井一輝(3年)
9 FW 黒川透弥(3年)
10 MF 岩橋陽世(3年)
11 FW 田中彪(3年)
12 GK 新谷浩士(2年)
13 DF 上山京介(3年)
14 MF 小倉雄吏(2年)
15 DF 中正司裕心(2年)
16 MF 神森渚生(2年)
17 DF 小山悠太(2年)
18 MF 佐藤蓮音(2年)
19 MF 岩橋累斗(2年)
20 FW 泉裕大(2年)
21 GK 神崎貴統(1年)
22 MF 藤本渚颯(2年)
23 FW 大峰錬(3年)
24 MF 庄司駿(3年)
25 FW 竹林勇人(3年)
26 FW 小谷吏玖(3年)
27 MF 川上豊太(3年)
28 FW 森愛翔(2年)
29 MF 下平健人(1年)
30 MF 上野雅空(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

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