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[MOM3226]東京朝鮮MFペ・ビョンチョル(3年)_主将は誰よりも走り、公式戦初ゴールも

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MFペ・ビョンチョル主将は誰よりも走り、身体を張ったプレーで東京朝鮮高を牽引

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.10 選手権東京都Aブロック1回戦 東京朝鮮高 9-0 武蔵高 駒沢補助]

 東京朝鮮高の姜宗鎭(カン・ジョンジン)監督は、先制点を挙げたMFペ・ビョンチョル主将(3年)をマン・オブ・ザ・マッチに指名した。公式戦初ゴールに加え、「一番走っていました」(姜宗鎭監督)というハードワーク。主将は、快勝発進の原動力となった。

 4-1-4-1システムのトップ下に位置するペ・ビョンチョルは、「守備でいうとボランチの脇のスペースのケアだとか、前からプレス掛ける時はCBまで掛けるとか、とにかく運動量はいつも意識しています」という。運動量をベースに戦う東京朝鮮の中でも特に走り回っていたのが背番号7。前半はボールロストしてチームを停滞させてしまったことを反省していたが、攻守両面で運動量多くボールにかかわり続け、球際で身体を張ってチームを牽引した。

 ペ・ビョンチョルは「走るのが自分の中で一番意識している部分なので、そこは相手チームも含めて誰にも負けないように」と力を込める。チームに貢献するためにまず走ること。姜宗鎭監督が「人間的に素晴らしい」と評するMFは献身的に走り、戦うことでチームを勝利へ導く意気込みだ。

 待望の公式戦初ゴールも今後の活躍へのきっかけになりそうだ。試合序盤、2シャドーを組むMFソ・ヨンホ(3年)が前を向いた瞬間にスプリント。ループパスを受けると、そのままループシュートでゴールを破った。東京都2部リーグではチャンスに絡みながらも無得点。この日も決定的なシュートをGKに止められていたが、「初ゴールは嬉しかったです。ホッとしました」。今後も大事な試合が続くが、チームの先導役は再び貴重なゴールも決めて、仲間とともに「全国で1勝」という目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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