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愛媛は新田が圧巻6発で2年連続決勝へ、済美は帝京五との死闘を制して9年ぶり選手権に王手

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 第99回全国高校サッカー選手権の愛媛県予選準決勝が31日に行われた。新田高が八幡浜工高を6-0で破り、2年連続の決勝進出。済美高帝京五高とのPK戦を制し、9年ぶり5回目の本大会出場に大きく近づいた。

 新田は2年連続の決勝進出を決めた。前半25分にMF日浦和守(2年)が右サイドからのクロスをボレーで合わせて先制。同31分にはセットプレーからFW久保純平(3年)が押し込んで追加点を奪う。38分には久保が浮き球パスに合わせてゴールを決め、前半で3-0と点差を広げた。

 新田は後半もゴールラッシュ。後半23分、左サイドのFKをDF水野颯太(3年)が頭で仕留め、その1分後には日浦が波状攻撃からこの試合2得点目を挙げる。同39分にはMF玉井斗和(3年)が右サイドからのグラウンダーパスを押し込み、ダメ押しの6点目。新田は6-0の完封勝利で、39年ぶりの選手権出場に王手をかけた。

 第2試合は済美と帝京五の対戦。0-0のまま80分間が終了し、延長戦に突入する。すると延長後半で試合が動く。済美は途中出場のFW久保一輝(2年)が最終ラインを突破。最初のシュートは相手GKに阻まれるが、再度打ち直してゴールに流し込んだ。

 しかし、帝京五も意地を見せる。延長後半のラストプレーで、左サイドからMF甲斐瑛人(3年)が鋭いクロスを上げ、FW尾上修(3年)がダイビングヘッド。ゴールに叩き込み、劇的同点ゴールで試合を振り出しに戻した。

 直後には延長終了の笛が鳴り、1-1のままPK戦へ。済美は4人目まで決めたが、帝京五は4人目と5人目が外して試合終了。済美が決勝進出を決め、6年ぶりの決勝進出となった。

●【特設】高校選手権2020

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