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飯塚はMF赤間祐稀が“冴えていた”CKで3アシスト。「エスポルチホットライン」でファインゴールも:福岡

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飯塚高MF赤間祐稀は1ゴール3アシストの活躍

[11.1 選手権福岡県予選準々決勝 筑紫高 0-5 飯塚高 本城陸]

 飯塚高はMF赤間祐稀(3年)がキック精度で違いを生み出した。「キックが冴えていて良かったです」というこの日はCKで3アシスト。エスポルチ藤沢(神奈川)の後輩FW村越琉威(2年)の2ゴールとMF堀田晴登(2年)のゴールも演出した。

 加えて、前半32分には村越との「エスポルチホットライン」でゴールも。右クロスを右足ダイレクトで合わせ、「狙ったところに行きました」という一撃をゴール左に突き刺した。

 会場も沸いたスーパーゴール。またトップ下の位置でボールを引き出して動かし、サイドで縦への突破力も発揮して見せた。点差がついたこともあってか淡白なプレーもあったが、2得点2アシストの村越に負けない活躍で勝利に貢献した。

 3年前、村越の兄・村越凱光(現松本)がエスポルチ藤沢から飯塚へ。その翌年にドリブルチームという飯塚の評判を聞いて自分も神奈川から飯塚への進学を決めた。「凱光が先に行って良いなと。エスポルチがドリブルチームなので」。飯塚は運ぶドリブルなどをとても大事にするが、ドリブルに特化したチームではない。その中で持ち前の技術やスペースを見つける目、展開力に加え、守備意識や持久力もレベルアップさせることができたと実感しているという。

 福岡や九州で徐々に知名度を上げている飯塚だが、全国的な知名度はまだまだだ。それでも、名のあるチームを倒して行くことに「ワクワクします」と赤間。名門・東福岡高との準決勝へ向けて赤間は「今日みたいにアシストと点取って次も勝ちたいです。(東福岡を)倒して勢い乗って、一個一個勝って、優勝して全国行きたいです。自信あります」と意気込んだ。

 全国大会に出場すれば、地元の関東へ凱旋することになる。それも目標に自分の良さを発揮し、再び結果を残して福岡予選を勝ち抜く。

(取材・文 吉田太郎)
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