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京都橘が圧巻6発で松本国際に完勝!!徳島内定FW西野&2年生FW木原の2トップが2発そろい踏み

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京都橘は前半35分にFW木原励がヘディングシュートを決める(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権1回戦 松本国際高 0-6 京都橘高 NACK]

 第99回全国高校サッカー選手権は31日、各地で1回戦を行い、NACK5スタジアム大宮の第2試合では京都橘高(京都)が松本国際高(長野)に6-0で快勝した。来年1月2日の2回戦では昌平高(埼玉)と対戦する。

 京都橘は前半10分にMF中川樹(3年)の右CKからDF金沢一矢(3年)が先制点。立ち上がりにリードを奪い、その後も優位に試合を進めた。中川、MF米田翔大(3年)の両ウイングバックが鮮やかなテクニックでサイドを突破。個人技でも見せる京都橘は前半35分、左サイドから中川が上げたアーリークロスに逆サイドのFW木原励(2年)が頭で合わせ、追加点を奪った。

 前半を2-0で折り返した京都橘は後半も危なげない試合運びを見せる。後半14分にはMF中野晃弥主将(3年)のスルーパスにFW西野太陽(3年、徳島内定)が反応。そのままドリブルで持ち込み、GKと1対1を迎えると、冷静に右足でGKの頭上をぶち抜いた。

 徳島への入団が内定している背番号10の一撃で3-0と突き放すと、4分後の後半18分、再び西野が追加点を奪った。こぼれ球を拾って素早く左足を一閃。弾丸シュートをゴール右隅に突き刺し、4-0とリードを広げた。後半25分、中川が接触プレーで負傷するアクシデントに見舞われた京都橘だが、勢いは止まらない。

 後半27分、左サイドから金沢が得意のロングスロー。これに西野が左足ダイレクトボレーで合わせると、GKが弾いたボールをDF小山凌(3年)が左足で押し込んだ。2分後の同29分にも再び金沢のロングスローからニアでDF山内琳太郎(3年)がそらしたボールを木原が蹴り込み、6-0。ロングスローからの2ゴールでダメを押した。

 15年度、16年度、17年度、19年度と直近で出場した4大会はいずれも初戦敗退だった京都橘だが、8強入りした14年度大会以来の初戦突破。京都府勢としても6大会ぶりの1勝となった。

(取材・文 西山紘平)
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