[12.31 全国高校サッカー選手権1回戦 市立船橋4-1佐賀東 フクアリ]

　強豪・市立船橋高相手に善戦をみせた佐賀東高だったが、初戦で姿を消した。

　序盤からボール保持では互角だった。ただなかなかシュートチャンスに持ち込むことができない。ようやく放ったファーストシュートは後半7分。3点を追う同18分にMF小屋諒征(3年)が豪快なミドルシュートを突き刺して一矢報いたが、終盤には再び突き放されてしまった。

　蒲原晶昭監督は「市船さんが強豪なのは重々承知。その上でやれることをしっかりと準備してきた」とイレブンの戦いぶりに一定の評価を与えつつも、「もっと前半のところでシュートを打っておけばとは思うが、そこは結果論。相手が上だった」と素直に敗戦を受け止める。

　主将寺崎朋範(3年)は「守備の強度」で力量の差を感じたと話すと、「自分たちも球際で負けないようにしたけど、自分たちより上回っていた。それと市船はコンパクトで、間をボールが通らなくて外回りになってしまった。コンパクトさは全国大会で上に行くチームだなと思った」と相手を称えていた。

(取材・文　児玉幸洋)

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