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創成館の初ゴールは主将MF岩崎雄永!! 次戦・昌平戦に「格上だろうと同じ高校生」と意気込み

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創成館高(長崎)MF岩崎雄永(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 全国高校選手権2回戦 学法石川高1-1(PK3-4)創成館高 NACK]

 初出場となった高校選手権。創成館高(長崎)の初ゴールを奪ったのは主将のMF岩崎雄永(3年)だった。

 ボランチの位置に入る岩崎はコンビを組むMF吉村大和(3年)とともに攻撃を組み立てる。ピッチの至るところに顔を出し、ボールを呼び込んでは長短織り交ぜた正確なパスでリズムを生み出した。そして、後半12分に先制を許して迎えた同15分には大仕事をやってのける。

 PA内左でFW新川翔太(3年)が粘ってクロス。後方から走り込んだのが岩崎だった。「新川がえぐって、自分はマイナスでずっと呼んでいた。新川が良いボールをくれたので、あとは気持ちで押し込んだ」。滑り込みながら右足で合わせたボールは見事にネットを揺らし、同点となるゴールが生まれた。

「得点を決めて興奮してすごく喜んだけど、まだ同点に追い付いただけだったので、仲間から『早く戻れ』と言われました(笑)」

 1-1の同点に追い付き、前後半の80分間を終えるとPK戦に突入。PK戦でも1番手として登場し、きっちりゴールを奪ってチームに勢いをもたらす。GK永田健人(2年)のPKストップもあり、4-3でPK戦を制したチームは3回戦へと駒を進めた。

 次戦は優勝候補の一角・昌平戦。「格上だろうと同じ高校生。目の前の相手には絶対に負けたくないし、チャレンジャー精神を持って明日も挑みたい」と難敵にも臆することなくぶつかっていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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