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“逆足”ダイレクトクロスで決勝アシスト! 今治東の2年生DF竹内海人「もっとこのチームでサッカーしたい」

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今治東中等教育学校のDF竹内海人(2年)

[11.3 高校選手権愛媛県予選準決勝 八幡浜工高 0-1 今治東中等教育学校 北条球技]

 “両利きサイドバック”のダイレクトクロスが待望の先制点をもたらした。

 0-0で迎えた後半32分、今治東中等教育学校はトランジションの多くなった展開の中でうまくボールを収め、FW高橋周斗(3年)が左サイドに渡すと、後方から攻め上がってきたDF竹内海人(2年)がハイクロスを供給。これがFW三好憂(3年)の頭にピタリと合い、試合を決める決勝ゴールが決まった。

「いつもサイドからのクロスの練習はしていて、いつもどおりやったら先輩が合わせてくれた」。そう振り返った竹内は右利き。「親が左利きなので左足も蹴れるんじゃないかと思って、高校に入ってから練習していたら蹴れるようになった」という“逆足”で決勝アシストを決めた。

 FC今治U-15から選んだ高校サッカーの舞台。「正月に高校サッカーが盛り上がっていて、高校サッカーをしたいと思っていた。受験の時にちょうど今治東が全国に行っていて、自分も今治東で全国に行けたらと思った」(竹内)。2年前、全国初出場時の先輩たちに憧れ、ピンク色のユニフォームに身を包んだ。

 そんな夢舞台の全国まであと一勝。「僕らはプリンスリーグで戦っていて、愛媛県大会は絶対に勝たないといけないと思っている」とプライドをのぞかせた2年生サイドバックは13日の決勝戦に向けて「このチームで試合ができるのも残り少ないので、全国に行けるように頑張って、もっとこのチームでサッカーしたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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