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出場校チーム紹介:帝京長岡高(新潟)

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2年連続4強の帝京長岡高は今冬、歴史を塗り替えるか

第100回全国高校サッカー選手権

帝京長岡高(新潟)

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▼全国大会日程
2回戦 3-2 神村学園高(鹿児島)
3回戦 1-1(PK3-5)桐光学園高(神奈川)
■出場回数
4年連続9回目
■過去の最高成績
4強(19、20年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
インターハイ出場5回(最高成績初戦敗退)
■監督
古沢徹
■主将
FW三宅凌太郎(3年)
■今季成績
[インターハイ](県4強)
準決勝 0-1 開志学園JSC高
[リーグ戦]
プリンスリーグ北信越優勝(9勝2分3敗)
[新人戦]
-
■予選成績
3回戦 2-1 新潟向陽高
4回戦 11-1 新潟東高
準々決勝 4-1 新潟西高
準決勝 4-2 日本文理高
決勝 1-0 北越高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[3-5-2]
         
      渡辺祐人 三宅凌太郎

      川口敦史 廣井蘭人
武原幸之介  五十嵐丈一郎  佐々木奈琉

   笠井冠晟      松本大地
        桑原航太

        佐藤安悟

[決勝メモ] 
 12年ぶりの優勝を狙う北越高との決勝。立ち上がりから帝京長岡がチャンスを連発する。そして19分、右サイドからのラストパスに反応したFW三宅凌太郎(3年)がシュート。これは北越GK内田智也(2年)に阻まれたが、最後はDF佐々木奈琉(3年)のラストパスをFW渡辺祐人(3年)が押し込み、先制した。その後もMF廣井蘭人(2年)の決定的なヘッドなどでゴールへ迫った帝京長岡だが、北越GK内田がファインセーブを連発。だが、北越の反撃をGK佐藤安悟(2年)の好守などで封じた帝京長岡が1-0で勝ち、史上2校目の4連覇を達成した。

■予選取材記者(川端暁彦記者)チーム紹介
目標は日本一。苦しい戦いの中で培ってきた成果を選手権で
 高校サッカー選手権では2年連続で4強入りを果たし、強豪校の仲間入りを果たした印象もあるが、古沢徹監督は「まずは年越しを目指すところから」と慎重に大会に入りたい考えだ。「県大会は決勝以外すべて失点しているし、先制されることも多かった。まだまだ力のないチーム」という自己認識もある。ただ、「目標は日本一」という点がブレることもない。
 実際、今季は苦しい戦いとなった。夏のインターハイでは県予選で無念の敗退。大黒柱である湘南加入内定のDF松村晟怜(3年)が負傷で長期戦線離脱というアクシデントもあり、難しい時期もあった。ただ、プリンスリーグ北信越で勝ち点を積み上げて1位を確保したように、松村不在の中でもチームをブラッシュアップ。結果的にDF陣の層が厚くなった面もあり、チーム力は向上している。
 そんなチームの中心となるのはFW三宅凌太郎(3年)。「本当にクレバーでポリバレント」と古沢監督が全幅の信頼を置くオールラウンドプレーヤーを軸に、戦術的な幅を持ったチームを構築してきた。それも過去2度の選手権を通じて「『これしかできない』じゃ勝ち切れない経験をさせてもらっている」(古沢監督)から。チームの基本的なスタイルはありつつ、3バックと4バックも試合の中で使い分け、戦況に応じた戦い方を選択できるチームに仕上げている。
 三宅は「一昨年のチームのような精度はなく、昨年のチームのようなハードワークもできないと言われて来たけど、逆にその両方ができるチームになろうとやってきた」と語る。来たる選手権は、その成果が問われる舞台となる。
■予選取材記者(川端暁彦記者)注目選手
帝京長岡のカギを握る万能プレーヤー
FW三宅凌太郎(3年)
「前線でゴールを狙って良し、トップ下でチャンスを演出して良し、さらに下がって守備を引き締めても良しの万能選手。彼をどこに置くかは一つのカギだ」

右サイドの翼
DF佐々木奈琉(3年)
「谷口総監督が『外せない選手』と評する右サイドの翼。激しいアップダウンをこなしながら精度も出せる攻撃型のSBだ。真ん中を固められてもこの男がいる」

化学変化起こす武闘派ストライカー
FW渡辺祐人(3年)
「『自分は気持ちのプレーヤー』と語る武闘派のストライカー。常にゴールを意識したアグレッシブなプレーが売りで、技巧派の揃う帝京長岡に化学変化を起こす」
■過去の全国大会成績
【20年度 第99回(4強)】
2回戦 2-1 履正社高(大阪)
3回戦 3-1 神戸弘陵高(兵庫)
準々決勝 2-1 市立船橋高(千葉)
準決勝 2-2(PK1-3)山梨学院高(山梨)
【19年度 第98回(4強)】
2回戦 3-0 熊本国府高(熊本)
3回戦 5-0 神戸弘陵高(兵庫)
準々決勝 1-0 仙台育英高(宮城)
準決勝 2-1 青森山田高(青森)
【18年度 第97回(8強)】
1回戦 6-0 高知西高(高知)
2回戦 2-2(PK17-16)旭川実高(北海道)
3回戦 2-1 長崎総合科学大附高(長崎)
準々決勝 0-1 尚志高(福島)
【16年度 第95回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK4-5)徳島市立高(徳島)
【13年度 第92回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK2-3)徳島市立高(徳島)
【12年度 第91回(8強)】
2回戦 3-0 中津東高(大分)
3回戦 4-1 鹿児島城西高(鹿児島)
準々決勝 1-2 京都橘高(京都)
【05年度 第84回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK6-7)明徳義塾高(高知)
【00年度 第79回(2回戦敗退)】
2回戦 2-2(PK4-5)星稜高(石川)
■登録メンバーリスト
1 GK 佐藤安悟(2年=長岡ジュニアユースFC)
17 GK 永井就斗(3年=FC ASA FUTURO)
21 GK 斯波佑太(1年=大宮アルディージャU-15)
2 DF 佐々木奈琉(3年=ビークス石川SC)
3 DF 松本大地(3年=グランセナ新潟FCジュニアユース)
4 DF 桑原航太(2年=東京ヴェルディジュニアユース)
5 DF 笠井冠晟(2年=ReiZ長岡FC)
14 DF 松村晟怜(3年=長岡ジュニアユースFC)
19 DF 廣瀬史也(3年=アラグランデFCジュニアユース)
20 DF 内山開翔(1年=長岡ジュニアユースFC)
29 DF 瀧本梓恩(1年=セレッソ大阪和歌山U-15)
6 MF 武原幸之介(3年=JFC FUTURO)
7 MF 廣井蘭人(2年=長岡ジュニアユースFC)
8 MF 岡村空(2年=FCヴォルティーダ沖縄ジュニアユース)
10 MF 三宅凌太郎(3年=尼崎東ミュートス)
12 MF 小川航汰(2年=横浜FCジュニアユース戸塚)
13 MF 五十嵐丈一郎(2年=SQUARE富山FC U-15)
16 MF 森健太朗(2年=エスポワール白山FCジュニアユース)
22 MF 堀颯汰(1年=FCフェルボール愛知)
24 MF 山本貫太(3年=刈谷ジュニアユース)
26 MF 山村朔冬(1年=賢明学院中)
27 MF 根本龍成(3年=FCみやぎバルセロナ)
9 FW 渡辺祐人(3年=FC多摩ジュニアユース)
11 FW 松山北斗(2年=京都FC長岡京)
15 FW 川村千太(3年=東松山ペレーニアFCジュニアユース)
18 FW 土門遥斗(2年=モンテディオ山形ジュニアユース庄内)
23 FW 松岡涼空(1年=ブラウブリッツ秋田U-15)
25 FW 中村太一(3年=三菱養和SC調布ジュニアユース)
28 FW 水野響(3年=SC INTERNACIONAL JAPAN)
30 FW 畑遼河(1年=坂井フェニックス丸岡ジュニアユース)

※メンバーはJFA参照

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