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出場校チーム紹介:流通経済大柏高(千葉)

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成長を続ける流通経済大柏高が07年度以来の日本一に挑戦

第100回全国高校サッカー選手権

流通経済大柏高(千葉)

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流通経済大柏高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 1-^1(PK4-5)近大和歌山高(和歌山)
■出場回数
3年ぶり7回目
■過去の最高成績
優勝(07年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
選手権準優勝2回(17、18年度)、同4強2回(10、14年度)、インターハイ優勝2回(08、17年)、同準優勝2回(13、16年)、同4強2回(07、10年)、同出場15回、全日本ユース(U-18)選手権優勝1回(07年)、プレミアリーグチャンピオンシップ優勝1回(13年)、同EAST優勝1回(13年)
■監督
榎本雅大
■主将
MF渋谷諒太(3年)
■今季成績
[インターハイ](全国2回戦敗退)
県決勝 6-0 暁星国際高
<全国大会>
1回戦 5-1 佐賀東高(佐賀)
2回戦 0-3 大津高(熊本)
[リーグ戦]
プレミアリーグEAST8位(5勝5分8敗)
[新人戦]
-
■予選成績
2回戦 2-1 日体大柏高
準々決勝 2-0 八千代高
準決勝 2-2(PK7-6)専修大松戸高
決勝 2-1 市立船橋高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
         
     清水蒼太朗 川畑優翔

高足龍               西岡亮哉
      松本洋汰 渋谷諒太

大川佳風              都築駿太
     岡本亮太郎 田口空我

     デューフエマニエル凛太朗

[決勝メモ] 
 9年連続決勝で顔を合わせた市立船橋高とのライバル対決。ミスが起きてもボールを繋ぐこと、仕掛けることを徹底する流経大柏に対し、市立船橋はCB針谷奎人(3年)中心に落ち着いた守備対応で跳ね返していく。前半28分にはFW郡司璃来(1年)が流経大柏のビルドアップのミスを逃さずに右足でゴールを破り、市立船橋が先制した。だが、流経大柏は同35分、左CKからファーサイドのMF高足龍(3年)が右足シュートを突き刺し、同点に追いつく。さらにその2分後、右サイドで相手のクリアを拾ったMF西岡亮哉(3年)がグラウンダーのクロス。これをファーの高足が右足で決めて逆転した。後半、市立船橋は高い位置でボールを奪い返してゴールへ迫るが、流経大柏は迫力のあるプレッシングを維持。繋ぐ部分にもこだわりながら戦い切り、2-1でタイトル奪還を果たした。

■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
競争と白星を重ねながら「全国優勝をするチーム」へ
 就任2年目の榎本雅大監督は千葉県予選開幕前、「千葉県を勝ち抜けばOKじゃなくて全国優勝をするチームをつくる」と選手に語ったという。全国屈指の激戦区・千葉県予選では関東大会準優勝の日体大柏高との初戦から宿敵・市立船橋高との頂上決戦まで全てが決勝戦のような試合だった。それでも、初戦で今季初の逆転勝ちを収めると、準決勝でPK戦勝利、決勝でも再び逆転勝利。欠けていた勝ち切る力を紙一重の勝負で発揮し、「全国優勝するチーム」により近づく姿となって千葉県予選を終えた。
 榎本監督が指揮する“新しい流経”はボールを大事にして繋ぐことに注力。FW川畑優翔(3年)やMF松本洋汰(3年)、MF渋谷諒太(3年)といった名手たちがボールを保持し、小さな局面でテクニカルな崩しにチャレンジする。また、現3年生は1年時に名将・本田裕一郎前監督(現・国士舘高テクニカルアドバイザー)の指導も受けていた世代。榎本監督が「ハイブリッドなところを表現したい」というように、千葉決勝では激しさと上手さの両方を披露して勝ち切ったことが印象的だった。
 DFリーダーのCB田口空我(3年)や迫力十分のFW清水蒼太朗(3年)、得点できる万能型MF小林恭太ら3年生、そして2年生にも才能多数。本田前監督時代同様にメンバーは固定されることなく、トレーニングでアピールした選手たちが公式戦のピッチに立っている。日々の競争と公式戦で成長した世代が3年ぶりの選手権へ。渋谷は「どんな相手でも常にチャレンジャー精神を忘れずに日本一まで突っ走りたい」。全国大会でも激戦ブロックに入ったが、勝ちながら全国優勝するに相応しいチームになって目標を達成する。
■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
流経の“心臓”“ピッチ上の監督”
MF渋谷諒太(3年)
「榎本監督が『ボクが考える理想の選手』と表現するチームリーダー。ピッチ内外でチームに気を配り、言葉と背中で良い方向へ導く。FWからCBまで務める万能型はボランチの位置で“心臓”として流経に質と量を加える」

J内定選手と変わらぬ実力者
FW川畑優翔(3年)
「プレミアリーグの強度、スピード感の中でもボールの収まりどころと突破口になり続けてきたエース。有能なチャンスメーカーだが、ゴールを連発する力も備える。J内定選手にも引けを取らない実力を選手権で見せつけるか」

高さと速さ兼ね備えたDFラインの要
DF田口空我(3年)
「登録身長は176cmと特別な高さはないものの、エアバトルでの強さとスピードを活かしたカバーリングで強敵を封じ込むDFラインの要。Jクラブへの練習参加で声の掛け方などを学び、縦パスの精度を向上させるなど進化を続ける」
■過去の全国大会成績
【18年度 第97回(準優勝)】
2回戦 2-1 徳島市立高(徳島)
3回戦 1-0 星稜高(石川)
準々決勝 1-0 秋田商高(秋田)
準決勝 5-0 瀬戸内高}}(広島)
決勝 1-3 青森山田高(青森)
【17年度 第96回(準優勝)】
2回戦 3-0 大分西高(大分)
3回戦 1-0 日章学園高(宮崎)
準々決勝 3-0 長崎総合科学大附高(長崎)
準決勝 1-0 矢板中央高(栃木)
決勝 0-1 前橋育英高(群馬)
【14年度 第93回(4強)】
1回戦 3-3(PK8-7)作陽高(岡山)
2回戦 1-1(PK5-3)矢板中央高(栃木)
3回戦 1-0 水橋高(富山)
準々決勝 3-0 立正大淞南高(島根)
準決勝 1-1(PK4-5)前橋育英高(群馬)
【10年度 第89回(4強)】
2回戦 2-0 明徳義塾高(高知)
3回戦 1-1(PK3-1)前橋育英高(群馬)
準々決勝 2-1 山梨学院高(山梨)
準決勝 2-2(PK2-3)久御山高(京都)
【07年度 第86回(優勝)】
2回戦 2-1 久御山高(京都)
3回戦 2-0 北越高(新潟)
準々決勝 0-0(PK4-2)東福岡高(福岡)
準決勝 6-0 津工高(三重)
決勝 4-0 藤枝東高(静岡)
【05年度 第84回(2回戦敗退)】
2回戦 1-2 多々良学園高(山口)

■登録メンバーリスト
1 GK デューフエマニエル凛太朗(2年=世田谷区立船橋希望中)
17 GK 伊藤孝将(3年=NPO法人ワセダクラブForza'02)
25 GK 大澤亜玖李(2年=クラブ・ドラゴンズ柏)
2 DF 大川佳風(2年=FC多摩ジュニアユース)
3 DF 萩原聖也(2年=エム・イー・エス千葉VITTORIAS FC)
4 DF 岡本亮太郎(2年=COSPA FC)
5 DF 田口空我(3年=ジェファFC)
13 DF 西岡亮哉(3年=北海道コンサドーレ札幌U-15)
23 DF 日高由翔(3年=クラブ・ドラゴンズ柏)
6 MF 山崎楽久(3年=FC琉球U-15)
7 MF 渋谷諒太(3年=FC多摩ジュニアユース)
8 MF 小林恭太(3年=クラブ・ドラゴンズ柏)
10 MF 松本洋汰(3年=クラブ・ドラゴンズ柏)
14 MF 堀川大夢(2年=セレッソ大阪U-15)
15 MF 竹原伸(2年=FC多摩ジュニアユース)
16 MF 都築駿太(2年=浦和レッズジュニアユース)
19 MF 石川陽立(3年=CLUB ATLETICO ALEGRE)
21 MF 小西脩斗(2年=NPO法人ワセダクラブForza'02)
22 MF 高足龍(3年=FC杉野ジュニアユース)
24 MF 平井淳貴(3年=横浜栄FC)
26 MF 廣谷瑠己(3年=AZ'86東京青梅)
28 MF 今井祐樹(2年=坂戸ディプロマッツ)
29 MF 新保柊祐(1年=鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
9 FW 川畑優翔(3年=大豆戸FCジュニアユース)
11 FW 石川裕雅(3年=FC杉野ジュニアユース)
12 FW 橋本清太郎(3年=横浜FCジュニアユース)
18 FW 清水蒼太朗(3年=柏レイソルA.A.TOR'82)
20 FW 中山詠人(3年=クラブ・アストーレ)
27 FW 中村大翔(1年=クラブ・ドラゴンズ柏)
30 FW 笠松良緒(1年=RIP ACE SC)

※メンバーはJFA参照

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