beacon

出場校チーム紹介:鹿島学園高(茨城)

このエントリーをはてなブックマークに追加

鹿島学園高は全国での躍進を狙う

第100回全国高校サッカー選手権

鹿島学園高(茨城)

鹿島学園高関連ニュース


鹿島学園高写真ニュース

▼全国大会日程
2回戦 2-0 高松商高(香川)
3回戦 1-2 前橋育英高(群馬)
■出場回数
2年連続10回目
■過去の最高成績
4強(08年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
インターハイ出場8回(最高成績3回戦)
■監督
鈴木雅人
■主将
DF渕伸平(3年)
■今季成績
[インターハイ](全国1回戦敗退)
県決勝 4-3(延長)明秀日立高
<全国大会>
1回戦 2-3 日章学園高(宮崎)
[リーグ戦]
県1部優勝(8勝2分2敗)
[関東大会](県8強)
準々決勝 1-2 水戸桜ノ牧高
[新人戦]
中止
■予選成績
5回戦 3-1 水戸桜ノ牧高
準々決勝 2-0 水戸啓明高
準決勝 7-3 境高
決勝 1-0 明秀日立高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-1-4-1]
         
       松村尚樹

上野光永 林結人 山口永遠  櫻井稜

       横須賀麗仁

渕伸平            上原悠平
   佐々木輝大  杉山諒

      小副川虎之介

[決勝メモ] 
 インターハイ予選決勝と同じく、明秀日立高との決勝戦。前半、守備に重きを置いた鹿島学園を明秀日立が押し込むが、鹿島学園はCB佐々木輝大(3年)とCB杉山諒(3年)中心に確実にボールを跳ね返していく。そして、MF林結人(2年)やMF櫻井稜(2年)の突破力を活かした攻撃で差し返そうとする。明秀日立の守りも空中戦で抜群の強さを見せるCB長谷川皓哉(3年)や岡山内定GK谷口璃成(3年)中心に強固。互いに仕掛けるものの、ゴールを奪えない。迎えた後半32分、鹿島学園は交代出場のMF鈴木仁也(3年)の右ロングスローからFW松村尚樹(3年)が反転シュートを決めて先制。この1点を守った鹿島学園が1-0で勝ち、2連覇を達成した。

■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
48番目の代表校、雰囲気良く全国へ
 12月5日に開催された茨城県予選決勝で明秀日立高に1-0で勝利。全国で最も遅い、48番目の代表校となった。その時点で選手権までの準備期間は4週間弱だったが、左SB渕伸平主将(3年)は「最後の48校目で一番注目されるという点ではポジティブに捉えていたので、遅れた部分も全員で意識高め合って優勝できたので良かった。全国に向けて良い気持ちで臨めるかなと思います」と前向き。厳しいスケジュールの中、12月22日にプリンスリーグ関東1部昇格も決め、雰囲気良く選手権を迎える。
 チームの心臓であるMF鈴木仁也(3年)ら複数の怪我人を抱えて臨んだ県予選は、守りが安定せず、準決勝ではミス絡みで3失点。それでも、「ミーティングで足りないところを見つめ直す」(鈴木雅人監督)作業を毎試合怠らずに続けてきた結果、決勝では明秀日立のパワフルな攻撃に屈することなく、球際でよく対抗し、GK小副川虎之介(3年)やCB佐々木輝大(3年)中心に無失点で勝ち切った。
 攻撃は特にMF林結人とU-16日本代表候補DF櫻井稜の2年生の才能2人に注目だ。ドリブル突破やシュートでセンスの高さを示す林と圧倒的なスピードを備えたサイドプレーヤーの櫻井。インターハイを怪我で欠場したFW松村尚樹(3年)の復帰というプラスアルファもある。個々の技術力、判断力の質は高い。狙いを持ってボールを動かし、個の力やセットプレーの強さを交えてゴールを破る。
 02年から毎年スペイン遠征を行ってきた鹿島学園は、18年6月に強豪・ビジャレアルと業務提携。基本をベースに個に考えさせ、自らが判断し、決断してプレーできる選手の育成と人間教育が指導方針だ。1年時からそのメソッドに触れ、考えながら個とチームを成長させてきた世代が全国でもサッカーを楽しみながら、一試合でも多く戦う。
■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
2年生のブレイク候補。選手権で飛躍を
MF林結人(2年)
「予選決勝でスーパーゴール2発を決め、ブレイクが期待されたインターハイでは雨中で才能の一端を示しながらも初戦敗退。選手権では狭い局面を打開するドリブル、ラストパス、そしてシュートでチームを勝たせる。ノルマは『最低でも2点は決めたい』」

インハイの悔しさぶつける
FW松村尚樹(3年)
「インターハイは負傷欠場。『絶望でしたし、終わったなという感じで』という夏を過ごした。だが、そこから復調を果たしたFWは予選決勝で鮮やかな決勝ゴール。夏の悔しさも込めて戦い、今度は全国で仲間たちに歓喜をもたらす」

U-16代表候補の高速SB
DF櫻井稜(2年)
「早生まれの2年生DFはインターハイ予選の活躍によってU-16日本代表候補初選出。代表チームでも自分の強みであるスピードでチャレンジしていた。本職のSBに加え、SHで見せる突破力も十分。“カシガクのスピードスター”だ」
■過去の全国大会成績
【20年度 第99回(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 海星高(三重)
2回戦 0-1 山梨学院高(山梨)
【16年度 第95回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 高川学園高(山口)
2回戦 0-1 東海大大阪仰星高(大阪)
【12年度 第91回(1回戦敗退)】
1回戦 3-4 鹿児島城西高(鹿児島)
【11年度 第90回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 日章学園高(宮崎)
2回戦 1-2 國學院久我山高(東京B)
【10年度 第89回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 大分鶴崎高(大分)
2回戦 1-4 滝川二高(兵庫)
【08年度 第87回(4強)】
1回戦 1-1(PK3-2)一条高(奈良)
2回戦 3-2 野洲高(滋賀)
3回戦 3-1 情報科学高(大分)
準々決勝 2-1 大津高(熊本)
準決勝 0-1 広島皆実高(広島)
【06年度 第85回(3回戦敗退)】
1回戦 3-0 高知高(高知)
2回戦 3-0 帝京大可児高(岐阜)
3回戦 1-1(PK3-4)星稜高(石川)
【05年度 第84回(8強)】
2回戦 4-2 鵬翔高(宮崎)
3回戦 2-1 浦和東高(埼玉)
準々決勝 1-2 多々良学園高(山口)
【04年度 第83回(2回戦敗退)】
2回戦 0-5 国見高(長崎)
■登録メンバーリスト
1 GK 小副川虎之介(3年=グランパスみよしFC)
12 GK 竹本悠人(3年=セレッソ大阪西U-15)
21 GK 木村和輝(2年=鹿島アントラーズジュニアユース)
30 GK 池田協市(3年=鹿嶋市立大野中)
2 DF 高井将太(3年=クリアージュFCジュニアユース)
3 DF 杉山諒(3年=トリプレッタSC)
4 DF 佐々木輝大(3年=川崎フロンターレU-15)
5 DF 渕伸平(3年=セレッソ大阪西U-15)
14 DF 平井飛雄虎(3年=神栖市立波崎第四中)
15 DF 上原悠平(2年=足柄FC)
19 DF 木滝裕次郎(3年=FCクレセール鹿嶋ジュニアユース)
23 DF 坂井大樹(2年=鹿嶋市立鹿島中)
24 DF 秋山聖人(3年=韮崎スポーツクラブ)
26 DF 高橋寛介(1年=AZ FCエスペランサ)
6 MF 櫻井稜(2年=大宮アルディージャU-15)
7 MF 横須賀麗仁(3年=IVNO FC)
8 MF 林結人(2年=1FC川越水上公園)
9 MF 山口永遠(3年=大阪市ジュネッスFC)
10 MF 鈴木仁也(3年=セレッソ大阪西U-15)
13 MF 妹尾俊兵(1年=八尾大正FC)
17 MF 上野光永(3年=阿見ファントゥスポーツクラブ)
18 MF 中嶋飛翔(3年=韮崎スポーツクラブ)
22 MF 牧之瀬颯太(3年=セレッソ大阪U-15)
25 MF 萩原駆(2年=クリアージュFCジュニアユース)
27 MF 高田謙司(2年=FC岐阜U-15)
11 FW 松村尚樹(3年=ガンバ大阪門真ジュニアユース)
16 FW 西川竜瑛(3年=グランパスみよしFC)
20 FW 森龍ノ介(1年=大阪市ジュネッスFC)
28 FW 玉川颯太(2年=アイリスFC住吉)
29 FW 石塚大地アントニオ(2年=エスペランサSCジュニアユース)

※メンバーはJFA参照

▼関連リンク
●【特設】高校選手権2021
▶高校サッカー選手権 地区大会決勝ライブ&アーカイブ配信はこちら

TOP