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静岡学園が圧巻のゴールラッシュ!!徳島商を圧倒し5発大勝発進

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ゴールラッシュで初戦を突破した静岡学園(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 静岡学園高 5-0 徳島商高 フクアリ]

 第100回全国高校サッカー選手権は29日、各地で1回戦を行い、フクダ電子アリーナの第2試合では静岡学園高(静岡)が徳島商高(徳島)に5-0で快勝した。31日の2回戦では近大和歌山高(和歌山)と対戦する。

 試合はいきなり動いた。立ち上がりの前半3分、MF高橋隆大(2年)のミドルシュートで獲得した左CKのチャンス。DF野村海翔(3年)のキックをファーサイドのDF三宅優翔(3年)が頭で折り返し、ゴール正面のMF小泉龍之介(3年)がヘディングで押し込んだ。

 幸先よくリードを奪った静岡学園はその後も試合を優位に進める。前半17分にはMF古川陽介(3年、磐田内定)、同23分にも高橋が立て続けにシュート。古川、高橋の両サイドが果敢に仕掛け、徳島商のディフェンスを翻弄した。

 前半33分、左サイドから得意のドリブルで切れ込んだ古川がPA内で切り返し、横に流すと、フリーのMF玄理吾(3年、徳島内定)がシュート。決定的な場面だったが、大きく枠を外れ、追加点を奪えなかった。

 前半を1点リードで折り返した静岡学園だが、後半立ち上がりに立て続けにゴールを奪う。後半7分、野村の左CKからDF伊東進之輔(3年、北九州内定)が待望の追加点。その2分後には小泉からパスを受けた高橋がPA内右から右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らした。

 さらに3-0とした直後の後半11分、古川が玄とのワンツーでPA内に進入。左足裏でボールを転がしてDFをかわし、鮮やかに右足で4点目を奪った。同17分には古川のラストパスからMF荒井駿希(3年)が左足で流し込み、ダメ押しの5点目。静岡学園は同20分、小泉と高橋に代えてMF菊池柊哉(3年)とMF川谷凪(3年、清水内定)を投入し、“J内定カルテット”がピッチにそろい踏みした。

 その後も攻撃の手を緩めなかった静岡学園は6点目こそ奪えなかったが、徳島商の反撃も完封。2年ぶりの王座奪還へ、まずは5-0のゴールラッシュで初戦を突破した。

(取材・文 西山紘平)

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