beacon
  1. TOP
  2. >
  3. NEWS
  4. >
  5. 選手権
  6. >
  7. 記事詳細

後半怒涛の6発!!3冠目指す青森山田が大勝発進

【選手権 一覧】
シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

青森山田は後半3分にFW名須川真光(3年)が先制点

[12.31 選手権2回戦 大社高 0-6 青森山田高 駒沢]

　第100回全国高校サッカー選手権は31日、各地で2回戦を行い、駒沢陸上競技場の第1試合では青森山田高(青森)が大社高(島根)に6-0で快勝し、初戦を突破した。来年1月2日の3回戦では奈良育英高(奈良)対阪南大高(大阪)の勝者と対戦する。

　MF松木玖生(3年、FC東京内定)とMF宇野禅斗(3年、町田内定)のプロ内定コンビがダブルボランチを組み、FW名須川真光(3年)とFW渡邊星来(3年)が2トップを形成する4-4-2を採用した青森山田。序盤から試合の主導権を握るが、なかなかスコアは動かない。

　前半21分、青森山田はMF藤森颯太(3年)の右FKからこぼれ球を松木が左足ダイレクトボレーで狙うが、外側のサイドネット。同23分には松木のスルーパスから那須川が左サイドを抜け出し、グラウンダーの折り返しに渡邊が飛び込んだが、左足のシュートは枠を捉えられなかった。

　小雪も舞うピッチの中、青森山田は藤森のロングスローを含め、セットプレーからチャンスをうかがうが、ゴールをこじ開けられない。前半38分、右45度の絶好の位置でFKを獲得するが、松木が左足で狙ったキックはクロスバーを越えた。

　大社が粘り強いディフェンスを見せ、前半はスコアレスで折り返したが、後半立ち上がりの3分、青森山田がついに均衡を破る。左CKからDF三輪椋平(3年)がヘディングで落とし、ゴール前混戦から那須川が押し込んだ。

　待望の先制点で硬さもほぐれたか、青森山田がここからさらに攻勢を強める。後半9分、左サイドから横パスを受けた松木の左足ミドルは惜しくも左ポストを直撃したが、同13分、藤森が前線に放り込んだボールのこぼれ球をMF田澤夢積(3年)が拾い、PA内左に進入。鋭い切り返しでDFをかわし、左足でゴール右隅に突き刺した。

　2-0とリードを広げた青森山田は攻撃の手を緩めない。後半15分、藤森のシュートは左ポストを直撃。同23分には投入されたばかりのMF小原由敬(3年)のシュートがクロスバーに当たる場面もあった。大社も後半27分、FW廣戸蒼大(3年)のパスからMF島貫心(3年)がチャンスを迎えるが、シュートはGK沼田晃季(3年)がビッグセーブ。すると直後の28分、青森山田は藤森の縦パスを小原がワンタッチではたき、PA内右に走り込んだ松木が右足のチップキックでGKの頭上を越し、ダメ押しの3点目を奪った。

　青森山田は後半38分に途中出場のFW小湊絆(2年)が4点目。さらに後半アディショナルタイムにも宇野、小湊が加点し、終わってみれば6-0の大勝で初戦を飾った。

(取材・文　西山紘平)
●【特設】高校選手権2021
▶高校サッカー選手権 全試合ライブ&ダイジェスト配信はこちら

TOP