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緊急出場の2年生FW高足が2発!!前橋育英が鹿島学園に競り勝ち、優勝した17年度以来の8強進出

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[1.2 選手権3回戦 前橋育英2-1鹿島学園 熊谷]

 前橋育英高(群馬)が鹿島学園高(茨城)に2-1で競り勝ち、優勝した17年大会以来となる準々決勝進出を決めた。

 序盤から攻め込んだのは前橋育英だった。左サイドのV・ファーレン長崎に入団が内定するMF笠柳翼(3年)や右サイドのMF小池直矢(2年)が効果的な動き出しでチャンスメイクを図っていく。

 しかし前半8分の笠柳のクロスに小池が走り込んだ場面はわずかに合わず。同21分にはFW守屋練太郎(3年)の右クロスからファーに笠柳がフリーで走り込むが、上手く合わせることが出来なかった。同27分にも小池のスルーパスからゴール前でチャンスが生まれるが、シュートを枠内に飛ばすことが出来なかった。

 後半もなかなかスコアは動かず膠着した展開が続いたが、ついに後半17分、試合が動き出す。右サイドでファウルを貰った前橋育英はクイックFKで再開。右サイドでこぼれたボールをMF大竹駿(3年)が入れると、FW高足善(2年)がヘディングで合わせて先制に成功した。

 鹿島学園も直後に2枚替えを行うと、後半22分、右サイドからMF櫻井稜(2年)が上げたクロスからMF鈴木仁也(3年)がシュート。これはDFに防がれたが、左に流れたボールをMF林結人(2年)が左足で蹴り込むと、相手に当たってコースが変わったシュートが枠内を捉えて同点弾になった。

 それでも終盤にかけて前橋育英がチャンスを作る。後半35分のFW野本京佑(3年)のシュートはポストを叩いたが、同39分、右サイドから大竹がクロスを上げると、詰めた笠柳のシュートはGKに防がれたが、こぼれ球を高足が押し込んで決勝点を奪った。

 2得点を奪った高足は「ベンチに座っているときに練太郎さんが怪我をして、コーチにアップをしろと言われた。靴紐を結んでいるときに(出番を)言われてびっくりした。出た最初のころは自分で何をしているのは分からない状態でしたが、(1点目は)大竹さんがいいボールをくれた。2点目はこぼれてくるかなと思った。一安心。嬉しい部分があります」と笑顔で話した。

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