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歴史的強さの青森山田、4大会連続決勝は故・小嶺氏率いる国見以来戦後2例目の快挙

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青森山田高が4大会連続の決勝進出(写真協力「高校サッカー年鑑」)

[1.8 選手権準決勝 高川学園高 0-6 青森山田高 国立]

 第100回全国高校サッカー選手権は8日、国立競技場で準決勝を行い、青森山田高(青森)が高川学園高を6-0で破った。青森山田は2度目の優勝を果たした2018年以来、4大会連続の決勝進出。故・小嶺忠敏氏(長崎総合科学大附高監督)が率いた国見高が2000〜03年に樹立した戦後最多記録に並んだ。

 青森山田が黄金時代と呼ぶにふさわしい快挙を成し遂げた。2018年、流通経済大柏高との決勝戦を3-1で制し、全国高校選手権の頂点に立った青森山田。19年決勝は静岡学園高に逆転負け、20年決勝は山梨学院高にPK戦の末に敗戦と2年連続で栄冠から遠ざかっているが、今大会でも4大会連続の決勝進出を果たし、3年ぶりの優勝に王手をかけた。

 4大会連続の決勝進出は戦後2例目の偉業。7日未明に76歳で死去した小嶺氏率いる国見高の記録に並ぶ形となった。この日の試合前には、両チームの選手たちが小嶺氏に黙祷を捧げ、青森山田の3点目を挙げたMF松木玖生(3年)はゴール直後に喪章を天に掲げていた。高校サッカー界を牽引してきた偉大な先人にも思いを寄せて——。青森山田は10日に国立競技場で行われる決勝戦で大津高(熊本)と対戦する。

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