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柏内定の日体大柏FWオウイエ・ウィリアムはゴールで価値高め、「チームを全国に連れて行きたい」

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日体大柏高の柏内定FWオウイエ・ウィリアムは得点力も魅力。和倉ユース大会では青森山田高からゴールも

 柏レイソル内定のFWオウイエ・ウィリアム(3年)が日体大柏高(千葉)を選手権初出場へ導くことを誓った。

 昨冬、FWへ転向したオウイエは今年の関東大会千葉県予選決勝(対専修大松戸高)で先制点を決めて優勝に貢献し、敗れたインターハイ千葉県予選決勝(対市立船橋高)でも一時勝ち越しとなるゴール。大舞台での強さを発揮したが、本人は夏の全国大会出場を逃した原因が自分にあったと感じている。

「(インターハイ予選は準決勝の)流経(流通経済大柏)戦終わって市船(市立船橋)戦で自分が体的にキツくなっちゃって、そこでタフさがまだないなと感じて、自分がもっとタフならばもっと良いプレーをして勝たせられたかなって思います。(その反省から)走りも頑張って、夏2部練だったのでかなり走り込みました」
 
 190cmの高さとスピードに加え、ボールコントロールとキックの質も高いFWは、課題に感じた部分をトレーニングの中で改善。苦しい時こそ決めることを求めている。「点が獲れているんですけれども、厳しい時の逆転とかのゴールがあまりないので、もっとチームを勝たせる選手になっていきたい」。大事なところでゴールを決め、チームを選手権初出場、またプリンスリーグ関東昇格を実現させる意気込みだ。

「リーグ戦では負けられないので、ここから全勝させられるように自分が点を獲って、選手権ではインターハイとても悔しかったので自分が全試合決めて、チームを全国に連れて行きたい」

 柏加入が内定し、より注目される中でのシーズン後半戦。「点を獲って行けば自分の価値は上がるので、点しか考えないくらいの勢いでやっていきたいです。全国に出れば日体大柏は絶対にやれると思うので、まず千葉の予選で絶対に優勝して、日体大柏の名を全国に広めていきたい」。J1内定選手の責任感を持って戦い、日体大柏の歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)
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