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[MOM4044]東京実DF尾形優槙(3年)_ 先制ヘッド!身体能力の高さを攻守で発揮し、ハンドスプリングスローも

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後半4分、東京実高DF尾形優槙(3年=多摩ユナイテッドFC出身)が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[10.23 選手権東京都Bブロック準々決勝 駒澤大高 0-2 東京実高 清瀬内山A]
 
「当たって、ゴール入ったのを見て、頭の中が真っ白になりました。何が何だか分からなかったです」。東京実高のDF尾形優槙(3年=多摩ユナイテッドFC出身)は後半4分の先制シーンについて、そう振り返る。

 ただし、そのゴールは狙い通りの、また完璧な一撃だった。MF佐藤星南(3年)の左CKをニアでジャンプヘッド。ゴール左へ見事に突き刺した。「自分の得意なプレーはセットプレーで頭で合わせて点を決めるというところなので、流れ来ている中で押し込めたのは良かった。練習からやっていた形で得点できたので、良かったです」。拮抗した展開で決めた値千金のゴール。背番号5のDFが、今大会2得点目のゴールでチームメートを大興奮させた。

 尾形は、片山智裕総監督が「アイツ、ヘディングなかなかのもんなんですよ。なんでも突っ込んでいく。身体能力が高いですね」と評するストッパー。得意とするヘッドはこの日、守備面でも大きな効果を発揮していた。

 際立ったスピードはないものの、球際にガツッと入って行けるところ、また身体を投げ出すようにゴールとボールを守るところでも目立っていた。「小さなころから怖いもの知らずで、どんどん突っ込んでいくプレースタイルだったので。泥臭いプレーが自分の持ち味なので、そこでチームに良い流れを持って来れたらなと思っています」。この日は自身よりも10cm以上大柄な駒澤大高FW加茂隼主将(3年)とも激しい競り合いを演じ、無失点。また、尾形はもう一つの武器でも会場を沸かせていた。

 尾形はロングスローを担当。この日は前転しながらボールを投げるハンドスプリングスローも2度披露した。「(ハンドスプリングは) 遊び感覚で一回やったらできちゃって。遠くからはこれで投げています。会場を沸かせるという意味もあるんですけれども、自分のモチベーションを上げてさらに良いプレーが出来たら良いと」。自らも奮い立たせ、白星を勝ち取った。

 次は初の決勝進出が懸かった準決勝。「準決勝で今まで負けている。そこを塗り替えるという目標を立てて自分たちはやってきたので、その歴史を塗り替えられたらと思っています」。対戦する成立学園高は技術力の高い選手が揃うが、身体を張って相手の攻撃を跳ね返すことは「譲れない部分」。セットプレーや球際の強さ、ロングスローを準決勝でも発揮し、再び勝利に貢献する。

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(取材・文 吉田太郎)

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