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[MOM4046]花巻東MF八重樫優成(3年)_悔しい夏からメンタル意識。苦しい時間帯に存在感増したアンカー

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後半29分、花巻東高MF八重樫優成がドリブル突破からポスト直撃の右足シュート

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[10.28 選手権岩手県予選準決勝 花巻東高 1-0 盛岡誠桜高 いわスタB]

 試合終了間際にやるべきことを徹底できず、細かなミスも。ピッチサイドの柱谷哲二テクニカルダイレクター(元日本代表主将)から指摘を受けるシーンも見られた。だが、花巻東高MF八重樫優成(3年=ヴェルディSS岩手U-15出身)は、バランスを取りながら個の力も発揮するなど攻守両面で勝利に貢献。「先週の試合から周りを見てプレーすることを意識していて、その後の一週間の練習も意識して臨めたので、いつもよりは周りを見えていたのかなと思います」と自己評価していた。

 4-5-1システムのアンカー役。2シャドーのMF加藤志門(3年)、MF工藤琉音(3年)の3人で攻撃を作ると、チームに良い流れが出てくる。本人はこの2人へ繋ぐ回数やサイドチェンジをもっと増やしたかったようだが、それでもループパスで最初の決定機を演出したほか、正確なビルドアップやプレースキックを続けていた。

 この日、チームはシュート23本で1得点。1-0の後半29分には自ら仕留めに行き、ドリブルでDF2人をかわしてから右足シュートを打ち込んだ。「こねないで、勢いで打つと決めている」という一撃は惜しくも左ポストを直撃。39分の右足ミドルも相手GKのファインセーブに阻まれた。

 それでも、相手ゴールを脅かし、自信を持つ守備で無失点。切り替え速くポジションを取り、迫力を持って相手に寄せるなど、盛岡誠桜高の攻撃精度を低下させていた。求められるものはまだ高いが、清水康也監督も「頑張ってくれていました。点決めていれば完璧だったんですけれども」と評価。気持ちの部分でも引かずに前に出て勝利した。

 初戦敗退したインターハイでは先発したが、後半15分に途中交代。「自分がミスしてしまって、その時に自分が立ち直れなくて途中交代でみんなに迷惑を掛けてしまった。メンタルのところを意識している」という。気持ちの部分で花巻東のプラスになること。この日、チームは良い形の崩しをしながらも得点できなかったが、“花巻東の心臓”はその中で雰囲気を落とすことなく走り、戦い抜いた。

 清水監督の誘いが心に響き、ヴェルディSS岩手U-15の多くのチームメートとともに花巻東へ進学。3年間の集大成の一戦となる決勝へ向けて八重樫は、「自分たちのサッカーをすれば必ず勝てると全員が思っている。決勝で良い雰囲気に持ってこれるように、この一週間大事にやっていきたい。(個人としては)シュートを決めれれば決めたいですし、一番はチームの流れを読み取ってバランスを取ることなので、まずはそこに重点を置いて行く」。必ず勝って、恩師、仲間たちとともに選手権の舞台に立つ。


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(取材・文 吉田太郎)

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