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[MOM4049]岡山学芸館FW今井拓人(3年)_「気持ちで押し込んだ」エースが決勝導く逆転弾! “3冠”王手に「勝てる」

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岡山学芸館高のエース・FW今井拓人が2ゴールの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[10.29 高校選手権岡山県予選準決勝 岡山学芸館高 4-1 創志学園高 津山市陸上競技場]

 先制され、前半のうちに追い付いたものの、なかなか次の1点が奪えない。じりじりするような展開で迎えた試合終盤に、チームを勝利に導く2得点。岡山学芸館高FW今井拓人(3年)が、エースストライカーらしい働きで決勝進出に貢献した。

 1-1で迎えた後半29分(40分ハーフ)、左CKのチャンスで、MF岡本温叶(3年)が正確なキックをニアサイドへ。両チームの選手が交錯し、誰も触れずに抜けたところに今井がいた。「前で味方と相手が飛んでいて正直、見えなかった」と振り返るが、「とりあえず、どこかに当てようと思った」というプレーが実り、右太ももの外側に当たったボールがゴールラインを割って「気持ちで押し込んだゴール」となって逆転に成功する。

 さらに3-1で迎えた後半40+1分、ゴール中央約20メートルの距離から右足を一閃。「自主練習で、腰をひねって打つシュートを意識していた」という一撃が鮮やかにネットを揺らし、ダメ押しの4点目を奪った。

 ただ、満足はしていない。その前に決定機を逃したからだ。前半24分、味方のロングパスに反応して右サイドを抜け出し、飛び出してきた相手GKもかわす。あとは無人のゴールに蹴り込むだけだったが、「ちょっと気持ちが緩んでしまった」という右足シュートはクロスバーの上へ。直後の25分に先制され、今予選初失点を喫した。

 それでも「直後の失点で少し焦ったんですけど、何とか持ちこたえることができた」と語る。最後はミスを取り返す2得点を挙げ、求められる仕事をこなした。

 2年連続5回目の選手権出場と、新人戦、全国高校総体(インターハイ)に続く今年度県内3冠を懸けて、11月5日の決勝に臨む。相手はインターハイ予選決勝で対戦し、自らも得点を奪って2-1で勝利している玉野光南高。雪辱を期して臨んでくるだろうが、それでも今井は「どの相手も自分たちに対する気持ちは強いと思いますが、それもはね返せるようにチーム全体で熱を持ってプレーしていければ、絶対に勝てる」ときっぱり。頂点を懸けた一戦で再びゴールを決め、岡山学芸館を全国に導くつもりだ。

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(取材・文 石倉利英)

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