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[MOM4073]藤枝東MF海貝俊輔(3年)_「欠かせない存在」「グラウンドの監督」が攻守に走り続け、決勝弾!

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延長後半2分、藤枝東高MF海貝俊輔(3年=FC東京U-15むさし出身)が決勝ゴール

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[11.5 選手権静岡県予選準決勝 藤枝東高 3-1(延長)浜名高 エコパ]

 かつて、主将として藤枝東高を98年度の全日本ユース(U-18)選手権優勝へ導いている鷲巣延圭監督は、「(タフなチームに変わってきたが)キャプテンの海貝がその辺をしっかりとマネージメントしてくれるので、本当にグラウンドの監督みたいな感じで信頼して、何でもやれる子なので」と現主将のMF海貝俊輔(3年=FC東京U-15むさし出身)の存在の大きさについて説明する。

 そして、「新チーム最初は(出番を掴めずに)苦しい状況でしたけれども、最終的に運動量あるし、ディフェンスラインをランニングで崩しに行けるし、守備もタフにやってくれるので、今は欠かせない存在ですね。あと空中戦でも強さを見せてくれる」と加えた。

 この日の準決勝は普段と異なり、相手にボールを保持される展開。我慢を強いられたが、主将はチームをコントロールしながら人一倍の運動量で守りを支え、ゴールを目指した。「ハードワークして攻撃・守備に置いて走って顔を出すというのが特長でもあるので、ここで自分が動かないとチームも動かないですし、勝ちたいという気持ちもあったので、それが原動力になったかなと思います」。後半にはクロスバーをヒットする左足ミドル。そして、1-1の延長後半2分に勝ち越し点を挙げた。

 敵陣中央のFKを右外の左SB大場翔太(3年)が頭で折り返す。最後はポジショニング良くゴール前にいた海貝が胸トラップから右足シュート。「延長戦にも入っていたので(相手の)集中力が切れるところもあるかなと思っていました。(藤枝東はこのシーンで)ファーの方に強めの選手たちが入ってくれていたので、何となく折り返しが来るかなと直感的に動いたら本当にボールが来ちゃって決めるだけでした」。このゴールが決勝点に。試合終了の笛が鳴ると、海貝はピッチに膝をつき、全身で喜びを表現していた。

 新チーム以降後、技術力高い選手が多いチームの中で先発を掴めない時期があった。それでも、主将として暗い表情を見せないことを心がけながら、チームメートに声がけ。そして、ピッチでは自分のやるべきことを貫いて信頼とスタメンを勝ち取った。

 今や、名門にとって欠かせない存在になっている主将は、「みんな勝利への執念が強い人たちが多いんですけれども、みんなで喜んだり凄くまとまりのあるチーム」で必ず選手権切符を勝ち取る意気込みだ。昨年度の準優勝から今年は優勝へ。「この大会で優勝したいと思っています」と語る主将が、決勝後に優勝カップを掲げる。

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(取材・文 吉田太郎)

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