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[MOM4083]東海学園GK大空陽登(3年)_夏は11人目で失敗の悔しい思い出…PKストップ磨いた守護神

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PK戦で2本を止めたGK大空陽登

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.5 高校選手権愛知県予選準決勝 中京大中京0-0(PK1-4)東海学園 CSアセット港サッカー場]

 インターハイ予選の準々決勝での対戦に続く、スコアレスドローからのPK戦。しかし11人目まで決着がつかなかった前回とは違い、今回は4人目で終了。東海学園高の勝利の立役者となったのが、GK大空陽登(3年)だった。

 大空は中京大中京高の一人目で蹴ったFW蛭田郁海(3年)のPKを右に飛んでストップ。3人目のMF宮澤隼のPKも同じく右に飛んで止めると、右手拳を大きく突き上げた。

 実は大空、5月のインターハイ予選のPK戦では、11人目のキッカーとして登場。GK対決になっていたが、先攻で成功を許すと、後攻で蹴った大空が失敗し、敗退となってしまっていた。

 その悔しさを晴らすため、特に選手権シーズンに入ってからは、毎日の練習の終わりにPK練習を入れることを欠かさなかったという。「GKコーチと飛び方や間の取り方を練習してきました」。大空は3回戦の岡崎城西戦でも、PK戦で2本をストップ。「練習の成果が出せている」と笑顔を弾けさせる。

「中京に2回もPKで負けられないという思いが強くて、絶対にチームを救うんだと思ってPK戦に挑みました。このPKで借りを返せてよかったです」

 2年ぶりの全国選手権出場に王手をかけた。12日の決勝では、東邦と対戦することになっている。「東海学園は全国ベスト8を目標にしている。それを絶対に達成したいし、お前がいたから勝てたと言われるようなGKになっていきたい」。決勝でPK戦になったとしても「絶対に止めます」。自信満々の守護神が、東海学園のゴールに鍵をかける。

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(取材・文 児玉幸洋)

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