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[MOM4089]日大藤沢FW森重陽介(3年)_最前線から最終ラインまで…攻めて守っての“森重劇場”!!

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圧倒的な存在感を放った日大藤沢高FW森重陽介

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.5 選手権神奈川県予選準決勝 桐光学園 0-4 日大藤沢 等々力]

 1得点2アシスト1起点1クローズ……。清水内定の大型FW、日大藤沢高FW森重陽介は、4得点すべてと0失点に絡む形で、桐光学園高との準決勝を大差での勝利に導いてみせた。

 198cmのボディはより大きなモノに見えた。「自分が体を張って時間を作ることを意識していた」と語るように、相手DFのハードな当たりにも怯まずに前線で体を張り、走る守備も怠らずに与えられた役割をこなし、いざゴール前の攻防となれば、圧倒的な存在感を示した。

 1点目はCKに頭で合わせてのアシストを記録し、2点目はクロスを受けてから中の様子を見た上でのアシスト、3点目はトラップからのシュートというイメージのプレーからのこぼれ球でゴールが生まれ、そして4点目は「自分の役割」というPKを決めることで試合を決定付けた。

 ここで終わらないのが日大藤沢の森重劇場。「この起用法に面白さを感じている」と佐藤輝勝監督が笑顔で語るのが、リードを奪った状況でのセンターバックへのコンバート(これは逆パターンもある)。この日も最後は最終ラインに入り、「一体何度ロングスローを跳ね返したのか」(佐藤監督)と、自慢の高さで大魔神のごとく桐光学園の前に立ちふさがった。

 決勝に向けてのコメントもユニークだ。「今日みたいに自分たちのサッカーをしてやり切りたい」とした上で、こう語る。

「前だったら体を張って時間を作ったり周りを活かすプレーをして、センターバックに入ったら自分の長所である展開力を活かしたい」

 J入り前、高校最後の大舞台へ。「神奈川の1枚の切符を手に入れるために」、攻めて守ってチームを引っ張る考えだ。
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(取材・文 川端暁彦)

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