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[MOM4091]草津東MF渡邉良(3年)_とにかく“そこ”に渡邉がいる…流れ引き寄せる同点ゴールを演出!!

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持ち味を発揮した草津東高MF渡邉良

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.5 選手権滋賀県予選準決勝 草津東高 4-3 綾羽高 会場非公表]

 今年も決勝戦に歩みを進めた草津東高。開始直後に失点し、試合の入りとしては良いものではなかったが、失点しても俯くことなく前を向けたことで前半中に逆転することができている。

 この試合で牛場哲郎監督が「失点しても冷静に対応してくれていた」と名前を挙げたのは、MF渡邉良(3年/セゾンFC)。前を向き続けるギアを完全に入れることができた同点ゴールは、渡邉がラストパスを送っている。牛場監督は続けて「サイドでも起点になれる選手で、セットプレーでのキックも落ち着いていたし、このピッチの蹴りにくいところにもうまく対応してくれていた」と評価している。

 渡邉はスピードも技術もあり、右サイドから相手を剥がして正確なクロスを上げることができる選手。また、渡邉自身も「自信を持っている」というキックは、セットプレーでチャンスを生むことができる精度の高さ。さらには、ロングスローも投げられる。とにかく得点の起点になりそうなところに渡邉がいる。

 けれど、渡邉本人は準決勝でのプレーを「攻撃はできたと思うんですけど、3失点目は自分のミスが原因なので」と反省。加えて、試合の入りやリードした後に間伸びしてしまったことも、反省していた。

 反省点を多く挙げるのは、滋賀県大会で優勝するだけでなく、その先の全国大会を見据えているからだ。「インターハイでは全国大会初戦で負けてしまったので、そのリベンジをしたい。そして、選手権では去年の先輩たちを超えていきたい。そのためには、まず決勝で必ず勝つ」と意気込みを語った。チームの勝利に貢献するため、得点に絡む活躍をさらに見せていきたい。
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(取材・文 前田カオリ)

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