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[MOM4092]近江DF長滝谷洸斗(3年)_“分析係リーダー”も務める守備の要…無失点での逃げ切りへと導く

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無失点に貢献した近江高DF長滝谷洸斗(3年/東谷中)

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[11.5 選手権滋賀県予選準決勝 比叡山高 0-1 近江高 会場非公表]

 準決勝を1-0で勝利し、決勝戦に駒を進めた近江高。準決勝では思うようにゴールを量産することはできなかったが、比叡山高にチャンスを与えなかった。前田高孝監督もこの試合で「ピンチを作らなかった」チーム全体の守備を評価し、中でも最終ラインの中央にいるDF長滝谷洸斗(3年/東谷中)を「よく集中してやってくれていた」と高く評価した。

 長滝谷自身も、「守備の面では、自分が中心となって無失点で終えることを意識していたので、それができたことは良かった」と振り返った。しかし、「得点についてはインターハイでも課題として出ていたので、攻撃の最後の部分の質をもっと高めなければいけない」と話し、自身が得意とする長いパスをこの日は「効果的に出せなかった」ことで、次の試合への課題として挙げた。

 夏明けからは、選手たち自身で相手チームの分析を行なっている。前田監督からその役割が選手たちに受け渡されるよりも前から、チーム内での役割分担として分析係はあった。長滝谷は細かいことを突き詰めていくのが得意なタイプで、2年生の頃から分析係に就いていた。さらにはその分析係のリーダーを務めていただけあって、試合前の分析に限らず、試合中にも冷静かつ注意深く周囲を見ることができている。

 周囲が見えているからこそ、状況に応じて「ボールを弾き返さず、足元にストッと落とせる。ボールを弾き返すだけのCBでは高校卒業後に通用しないかもしれないけれど、確実にマイボールにできる」ところが長滝谷の魅力だと前田監督は語る。

 決勝の相手は、草津東高。上背のある選手も多いが、「相手の土俵でプレーせず、自分たちの準備の早さなどの良さを生かして勝ちたい」(長滝谷)。2大会ぶりの頂点まで、あと1つだ。
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(取材・文 前田カオリ)

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