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歴史を変えた世代の10番、日体大柏MF古谷柊介が千葉決勝で1G。全国でも高速ドリブルで勝負

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後半10分、日体大柏高MFMF古谷柊介(3年=柏レイソルA.A.TOR'82)が右足シュートを決めて2-0

[11.12 選手権千葉県予選決勝 市立船橋高 0-2 日体大柏高 フクアリ]

 日体大柏高の10番が大一番で貴重なゴールを決めた。1-0の後半10分、MF古谷柊介(3年=柏レイソルA.A.TOR'82出身)はチームトップのスピードを活かし、中央でボールを持ったFWオウイエ・ウイリアム(3年)を左側から追い抜く。そして、自身の前方に出されたスルーパスにPAで追いつくと、切り返しから右足一閃。「コントロールもシュートもイメージ通りでした」という一撃をゴールへ叩き込んだ。

「流経、市船が選手権とかずっと決勝で戦っている。それを自分たちが壊さないといけない」と語っていた古谷が、名門・市立船橋高の全国出場を阻み、日体大柏を初の選手権へ導くゴール。この日、やや遠慮気味に試合に入ったものの、徐々にギアを上げる形で仕掛け、突破していた10番は大舞台で活躍できたこと、勝利したことを素直に喜んでいた。

 50m走5秒9の快足。自分の武器は「突破は全国でも止められない自信があります」と言い切る。全国大会では、今夏の和倉ユース大会準決勝で対戦し、PK戦の末に敗れた青森山田高との対戦を希望した。

「(パワーワークカップや和倉ユースで強豪校と対戦したが、)青森山田と戦いたいです」。全国大会で活躍し、「(日本高校)選抜とかにも入れるようにしたい」という目標も持っている。柏レイソルA.A.TOR'82時代から日体大柏高のグラウンドでトレーニング。歴史を変えた世代の10番となった古谷が、絶対の自信を持つ高速ドリブルやシュートで全国のDFと勝負する。

(取材・文 吉田太郎)
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