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[MOM4100]広島国際学院MF板村祥里(3年)_夢に見た場面が現実に…「しょうり」にこだわる男が価値ある先制弾

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先制点を奪った広島国際学院高MF板村祥里(3年=左)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.12 高校選手権広島県予選準決勝 広島国際学院高 2-1 山陽高 広島広域公園第一球技場]

 前半8分に訪れたビッグチャンス。スルーパスに反応して抜け出し、相手GKと1対1になった広島国際学院高MF板村祥里(3年)は次の瞬間、不思議な感覚になっていた。

 「めっちゃ最近、1対1の夢を見ていたんです」

 現実のシーンも夢と同じ、「そのままだった」と振り返る。夢でそうしたようにドリブルで左に持ち出してGKをかわすと、左足で無人のゴールへ。勝利につながる先制点を決め、「早い時間に先制できたことが、勝てた要因の一つだと思う」と胸を張った。

 今年の全国高校総体(インターハイ)予選で敗れた準決勝の壁に、再び挑んだ。「気持ちが強い方が勝つと思っていたので、気持ちだけは切らさないようにしていた」と語り、その後も積極的にシュートを放つなど、勝利への思いを全開にしてプレー。広島国際学院は後半開始直後に追い付かれたものの、その後に突き放して2-1で勝ち、インターハイ予選も含めて初めて全国大会の予選決勝に駒を進めた。

 11月20日の決勝は、インターハイ予選準決勝で敗れた広島皆実高とのリベンジマッチ。決勝の舞台は「見たことがない景色なので、チャレンジャーとして全力でぶつかっていきたい」と意気込む。名前の祥里は「しょうり」と読み、「何事にも勝利にこだわってほしい」との思いで名付けられたそうだ。決勝でもその名の通り「しょうり」にこだわり、選手権初出場を果たすつもりだ。

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(取材・文 石倉利英)

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