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決勝無得点の悔しさは全国で…四国屈指のストライカー、徳島市立FW林秀太「自分が試合を決められる展開に」:徳島

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FW林秀太(3年)

[11.12 選手権徳島県予選決勝 徳島市立6-0徳島商 徳島市球技場メイン]

 6発大勝で2年ぶりの全国選手権出場を決めた徳島市立高だったが、背番号10の顔は少々浮かなかった。「あいつほら、ふてくされてるでしょ」。河野博幸監督もいたずらっぽく笑う。FW林秀太(3年)はこの日、両チーム最多の5本のシュートを放ちながらも、無得点に終わっていた。

「他県の決勝をみていても10番が仕事をしている。自分も10番をつけているので、10番として点を取らないといけないと思っていた。悔しさはあります」

 林は今年の四国を代表するストライカーの一人。プリンスリーグ四国では残り3節となった現在、愛媛FC U-18のU-17日本代表FW行友翔哉、高知高のFW角田颯磨と並び、9得点を決めて1位タイ。個人タイトルを十分に狙える位置にいる。

「1試合2得点」のノルマを自身に課している。昨年度の高校選手権徳島県予選決勝では、林が1ゴールを決めながらも徳島商に1-4で敗戦。地元開催となった今夏のインターハイでも初戦となった2回戦の矢板中央戦で1得点を決めていたが、勝利に導くことは出来なかったからだ。

 決勝無得点の悔しさは全国大会の爆発でぶつける。卒業後は関東の大学に進学するエースは、「チーム全員が僕の姿をみてプレーすると思う」と自覚を高めると、「積極的に、どんどん前からプレスをかけたり、自分が試合を決められる展開にしたい」と活躍を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
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