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“激戦区”大阪制した履正社…FW古田和之介「チャレンジャー精神を持って」選手権初戦・東邦戦に挑む

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履正社高FW古田和之介

 “激戦区”大阪府を制した履正社高が、2年ぶり4回目の選手権の舞台に立つ。

 大阪府予選決勝では興國高と死闘を演じた。前半18分に先制を許す苦しい展開となるが、同22分にMF小田村優希(3年)がネットを揺らして同点に追い付く。前後半の80分間で勝負はつかず、延長戦も後半終盤へ。すると、試合終了間際の延長後半8分、川崎F内定のMF名願斗哉(3年)が決勝点を奪い、2-1の劇的な勝利で全国行きの切符を手に入れた。

 リモートでの抽選会に出席したのは、エースを担うFW古田和之介だ。プレミアリーグWESTでは今季14得点を挙げており、得点ランキング2位につける全国トップクラスのストライカーは、「今年のテーマである『奪』を体現できるよう、自分たちからボールを奪う、ゴールを奪うというアグレッシブなサッカーを見せたい」と意気込みを示した。

 5大会ぶりに出場した夏の高校総体では湘南工科大附(神奈川1)にPK戦の末に屈し、3回戦敗退となった。選手権は、高校最後の大会。目標は当然、日本一となるだろう。

「大阪を背負って日本一になれるように、一戦一戦、目の前の勝負を大切に戦っていきたい」

 悲願達成のためにも、まずは初戦に照準を合わせる。抽選の結果、対戦相手は東邦高(愛知)に決まった。4回目の出場となる履正社に対し、東邦は7回目の選手権出場。「自分たちよりも選手権での経験が豊富なので、チャレンジャー精神を持って頑張りたい」とまずは、“第一関門”突破を目指す。

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