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[MOM4156]履正社FW古田和之介(3年)_PK失敗も、3得点に絡んだ“チームの象徴”「チームが勝つための得点を」

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先制点を叩き込んだ履正社高FW古田和之介(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[12.29 全国高校選手権1回戦 東邦高 1-4 履正社高 駒場]

 最前線で放つ存在感は絶大だ。強靭なフィジカルを生かして攻撃の基準点となるのは当然。守備に回っても豊富な運動量を武器に相手にプレッシャーを掛け続ける。そして、何よりも求められるゴールも奪う。履正社(大阪)のキャプテンマークを託されるFW古田和之介(3年)は自身の持ち味を発揮して、チームを2回戦へと導いた。

 チャンスが巡ってきたのは、前半19分だった。MF徳山亮伍(3年)がミドルレンジから放ったシュートは相手選手に当たって浮き球となる。相手ゴール方向に向かっていたボールの落下点に、いち早く入ったのが古田だった。

「リョウ(徳山)がシュートモーションに入ったので、こぼれ球を狙った。上にボールがきたので、GKを見る時間もあり、触ったら入るかなと思い、当てることだけを意識した」。右足で合わせたボールは鮮やかにネットを揺らし、待望の先制点を記録した。

 前半32分にはPA内に仕掛けたDF西坂斗和(3年/徳島内定)が、相手選手のファウルを誘ってPKを得ると、キッカーを務める。「PKは反省です…。練習します」と悔しさを滲ませたように、PKは相手GKの好セーブに阻まれたものの、ここで下を向かなかった。同35分にMF名願斗哉(3年)のFKから強烈なヘディングシュートを放ち、こぼれ球をMF小田村優希(3年)が蹴り込んで追加点が生まれた。さらに後半29分にも古田のシュートのこぼれ球を名願が押し込んでおり、3得点に絡む活躍を披露した。

 今季のプレミアリーグWESTで14得点を奪い、得点王争いを演じた。チームの貴重な得点源であり、守備でもスイッチ役を担い、そしてキャプテンマークを託される。平野直樹監督も「彼はウチのチームの象徴でもある」と絶大なる信頼を寄せる。先頭に立つ男は「チームが勝つための得点を取り、日本一になれるように頑張りたい」と力強く語った。

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(取材・文 折戸岳彦)


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