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[MOM4158]鹿島学園GK木村和輝(3年)_“木村の1ミリ”にざわつく…195cm長身GK「有名になったみたいで嬉しい」

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[12.29 高校選手権1回戦 鹿島学園2-1龍谷 駒沢陸上競技場]

 後半11分に1点差に詰め寄られてからはピンチの連続。鹿島学園高(茨城)はいつ同点に追い付かれてもおかしくなかった。

 しかしそこに195cmの長身守護神が立ちはだかった。後半14分にGK木村和輝(3年)は、FW中田脩斗(3年)に許したヘディング弾を防いで勢いづくと、同15分のCKからDF松藤修士(3年)に許したボレーも弾き出すなど、攻守を連発した。

 後半15分の場面はゴールライン上でかき出したプレーになったことで、テレビ中継で解説した都並敏史さんが、W杯であった三笘薫のプレーになぞらえて、「1ミリ、被っていたか」と形容。これを受けてアナウンサーが「まさに木村の1ミリ」と同調したことで、ネット上がざわついた。

 これを聞いた木村は「有名になったみたいで嬉しいです」と照れ笑い。「最後まで諦めないプレーが出せたと思う。フィールドの選手が体を張っていてくれた分、自分がやられるわけにはいかない。失点する可能性を減らすためにも、ライン上で耐えることが出来て良かったと思います」と充実の表情で答えた。

 中学時代は鹿島アントラーズジュニアユースで過ごしたが、高校はプレッシャーの少ない学校に進もうとも考えていた。ただそこで「後悔するからやっておいた方がいいんじゃない」という母親の説得があったことで、再びトップレベルを目指してサッカーを続けることにした。

 今はプロになるという明確な目標を持っている。夢を繋ぎとめてくれた母親のアドバイスへの感謝を改めて示すと、「国立で優勝する姿を見せられることが一番の恩返しになる。油断せずにやっていきたい」と力強く話した。
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(取材・文 児玉幸洋)


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